直接請求を否決した矢吹町議会の浅薄
町長リコールを模索する住民団体
7月13日、矢吹町議会で臨時議会が開かれ、矢吹町が進めるハコモノ建設計画への賛否を問う住民投票条例案の制定が検討された。同条例案は住民団体が直接請求したものだったが、反対多数により否決された。この間の経緯と臨時議会当日の様子をリポートするとともに、専門家による意見を紹介する。
指定廃棄物処分場計画
対応分かれた楢葉・繁岡と上繁岡
住民同士の軋轢生む事態に発展
原発事故によって発生した県内の指定廃棄物を、富岡町の最終処分場に埋め立てる計画で、環境省は今年秋にも搬入を開始したい意向だという。周辺住民の多くは、同計画に反対の立場だったが、徐々に「本音は反対だけど、仕方がない」といった雰囲気も広がっているようだ。その一方で、「絶対反対」という意見も根強く残っており、住民同士の軋轢が生じる事態にまで発展している。
避難解除町村「実人口に見合わない投資額」
医療・商業を行政が直接対応
原発事故に伴う避難指示は、帰還困難区域を除き、4月1日までに大部分が解除された。それら地域では、復旧・復興、地域再生のため、さまざまな事業を計画・実施しており、それに伴い財政規模は、かなり膨れ上がっている。
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