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政経東北速報解説版 毎月2回(1・15日)発行
続・事件屋 竹内陽一氏の仮面を剥ぐ
月刊政経東北
政経東北速報解説版
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株式会社東邦出版
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政経東北 March 2019(平成31年 3月号)CONTENTS
政経東北3月号
編集部座談会
原発事故に翻弄される福島県
疎かにされた甲状腺初期被曝検査
「原発事故との因果関係無し」への違和感
なぜ、福島は分断するのか(脳神経科学者 伊藤浩志)
誰もが「正しいのは自分だ」と思い込んでいる
迫り来る汚染水対策のリスク
ALPSが抱える深刻な盲点
福島原発・刑事裁判録
(福島原発刑事訴訟支援団長・いわき市議 佐藤和良)
「責任逃れ」に終始した旧経営陣3被告
第一原発立地町のいま
中間貯蔵との共存を強いられる復興拠点
編集長インタビュー吉野正芳衆議院議員・元復興大臣
政治主導で"ポスト復興庁"をつくる
事故から8年福島第一原発ルポ
建屋周辺取材で見えた"厳しい現実"
落差が大きい原発以南と以北
工事関係者多数の良し悪し
巻頭言
グラビア
被災地の移り変わり
企画特集
小櫻輝県交通安全協会長に聞く
JAグループ福島の取り組み
復興を牽引するいわき商工会議所
国政インタビュー
玄葉光一郎・衆議院議員
今月のわだい
猪苗代町長選で名前が挙がる反町長派議員
福島市清明小教員「女子トイレ盗撮」の背景
イオン「浪江町出店」の狙い
特別職の人事で苦心が続く江田文男浅川町長
今夏「ダブル選挙」白河市の課題
上杉謙太郎衆院議員政治資金パーティー大盛況のワケ
市長インタビュー
木幡浩・福島市長
須田博行・伊達市長
高松義行・本宮市長
本田仁一・田村市長
わたしの意見
佐川正一郎(矢祭町)

平成の大災害と原発事故後の自治体の姿
県立高校再編案に反対する塙町長
いまの社会、いやな感じがする(奥平正)
熟年離婚 男の言い分・その7(橋本比呂)
戊辰戦争150年目の真相 最終回(星亮一)
連載
のたり日乗(近藤憲明) 原発災害"ロストファミリー"の今と明日(北土社・佐藤昇司)
魚影を追ってふたたび(広澤和樹)
ふくしま歴史再発見(岡田峰幸)
東邦見聞録
中央から見たフクシマ(横田一)
ドクター熊坂の駆けて来た手紙(熊坂義裕)
艱難汝を玉にする(秋田義雄)
大和田新の伝えることの大切さ 伝わることの素晴らしさ
ふくしまに生きる
連載漫画(斎藤種魚)
編集後記

編集部座談会
 放射能に翻弄される福島県

 間もなく、震災・原発事故から丸8年を迎える。震災直後、本誌では緊急座談会を行い、これから福島県が抱えるであろう課題について議論した。今回はそれ以来となる編集部座談会を行い、この間の取材活動や今後の福島県の課題などについて意見を交わした。なお、未出席スタッフの思いは別掲する。

国・県の見解を揺るがす少女被曝問題
 おろそかにされた甲状腺初期検査

 東京新聞が1月21日付の紙面で、原発事故直後、双葉町に住んでいた当時11歳の少女が甲状腺に推計で100ミリシーベルト程度の被曝をしていたことが分かった、と報じた。「100ミリシーベルト」はがんが発症する目安とされるが、これまで国は「今回の原発事故で100ミリシーベルト以上被曝した子どもは確認されていない」としてきた。もし「100ミリシーベルトの少女」が実在すれば、県内で甲状腺がん、あるいはがんの疑いと診断される人の数が増えているにもかかわらず「原発事故との因果関係は考えにくい」と繰り返してきた専門家たちの主張は大きく揺らぐことになる。

なぜ、福島は分断するのか
 誰もが「正しいのは自分だ」と思い込んでいる
 (脳神経科学者 伊藤浩志)

 原発事故から8年。福島でいま、何が起きているのか―─立場の違いを超えて、多くの人が指摘するのが「分断」だ。思いは同じはずの被災者同士がなぜ、分断してしまうのか。誰も望んでいないのになぜ……。実は、これらのなぜに答えようとするのが筆者の専門分野、脳科学である。最新の研究によると、人間の意志は、脳の無意識的な活動によって方向付けられている。理性の働きは後付けに過ぎず、真の動機は自覚できない。では、なぜ、福島は分断してしまうのか。どうすれば、事態を改善できるのか。半年間の連載で、これらの問いに答えていきたい。長丁場になりますが、どうかよろしくお付き合いください。

早晩行き詰まる汚染水対策
 ALPSが抱える深刻な盲点

 福島第一原発では困難な廃炉作業が今も行われているが、その障壁の一つが汚染水だ。大量のタンクに溜まり続ける汚染水は、最終的な処分方法の目途が立たず、来年にはタンク容量が上限に達するリスクをはらむ。汚染水を処理する他核種除去設備も深刻なリスクを抱えながら稼働する。このままでは、汚染水対策は早晩行き詰まる恐れがある。

福島原発・刑事裁判録
 「責任逃れ」に終始した旧経営陣3被告
 (福島原発刑事訴訟支援団長・いわき市議 佐藤和良)

 東日本大震災から8年。日本最大の公害事件とも言うべき東京電力福島第一原子力発電所事故の責任を問われ強制起訴された勝俣恒久(2002年から社長、08年から会長)、武藤栄(2010年から副社長)、武黒一郎(2010年からフェロー=副社長待遇)の旧経営陣3被告に対する刑事裁判で、検察官役の指定弁護士は昨年12月26日の論告求刑で、業務上過失致死傷罪の法定刑の上限となる禁錮5年を求刑した。論告求刑までの裁判経過、明らかになった事故に至る真実、立証された過失責任について報告する。