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政経東北速報解説版 毎月2回(1・15日)発行
月刊政経東北
政経東北速報解説版
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政経東北 March 2021(令和3年 3月号)CONTENTS
政経東北3月号
震災・原発事故「復興10年」を検証
藤原遥福島大学准教授に聞く
特別座談会処理水海洋放出を語る
反原発のキーマンが集結
コロナ禍の原発避難者に最低所得保障を
山中茂樹・関西学院大学復興研究所顧問
自主避難者にあまりに冷たい内堀知事
山形県知事の"血の通った対応"とは大違い
原発事故と小児甲状腺がんは本当に無関係か
宗川吉汪・原発事故による甲状腺被曝の真相を明らかにする会代表
箭内道彦氏の"功罪"
裏方が一番目立つ違和感
いわき被災者が語る津波の記憶と教訓
基本は「助かるためにまず逃げる」
風化させてはならないSPEEDI問題
根強い現場責任者・内堀氏への疑念
ふくしま医療機器センター「赤字報道」を読み解く
"痛し痒し"業界・地域への無料支援
巻頭言
グラビア
『政経東北』が見た震災・原発事故10年
この人に聞く
小櫻輝・県交通安全協会長
今月のわだい
東電不信が強まった2つの不祥事
震度6強地震がコロナ苦境に追い打ち
PCR検査キット体験記
コロナ予防か経済維持かで揺れる金山町
百条委出頭を拒んだ野崎前矢吹町長
協和会計代表が申告漏れで業務停止処分
保守分裂選挙が確定的ないわき市長選
市民失笑の田村市寄付禁止啓発文書
郡山市の児童クラブで支援員が体罰!?
会津若松市卸売市場で無関係業者が営業
特別インタビュー
畠正樹・穴原温泉吉川屋社長
菅野孝志・JA福島五連会長
入谷貴也・磐城国道事務所長
インフォメーション
JA福島さくら
市長インタビュー
木幡浩・福島市長
須田博行・伊達市長
高松義行・本宮市長
企画特集
交流人口・移住者増加を目指す田村市
事業者支援に注力するいわき商工会議所

二本松民間メガソーラー事業に不安の声
映画を通して考える「この10年」(牧内昇平)
酸性温泉水でコロナ拡大が防げる!?
秘密裏に進む!?田村市道の駅計画
郡山市長選立候補予定者に聞く
熟年離婚 男の言い分・その31(橋本比呂)
連載
のたり日乗(近藤憲明)
魚影を追ってふたたび(広澤和樹)
ふくしま歴史再発見(岡田峰幸)
東邦見聞録
フクイチ事故は継続中(春橋哲史)
中央から見たフクシマ(横田一)
廃炉の流儀(尾松亮)
高野病院異世界放浪記(高野己保)
選挙古今東西(畠山理仁)
ふくしまに生きる
編集後記

震災・原発事故「復興10年」を検証
 藤原遥福島大学准教授に聞く

 東日本大地震・東京電力福島第一原発事故から丸10年を迎える。この10年間は「復興・創生期間」と位置付けられ、被災地ではさまざまな復旧・復興事業が実施されてきた。原発被災地の復旧・復興事業にも相当な予算が投じられてきたわけだが、それらは有効に使われてきたのか。復興財政などについて研究している藤原遥福島大学准教授に解説してもらいながら、そのあり方を分析・検証していく。

特別座談会処理水海洋放出を語る
 反原発のキーマンが集結

 東京電力福島第一原発事故から、この3月で10年を迎える。同原発の敷地内に溜まり続ける処理水をめぐっては、海洋放出する方向で政府が最終調整を進めているとされる。背景には、処理水を入れる貯蔵タンクの用地確保が難しいことが挙げられるが、県内外から反対の声が相次ぐ中、なし崩しで海洋放出することは許されない。事故直後から先頭に立って「反原発」を訴えてきた立場の異なる4名の方を招き、処理水海洋放出についての座談会を開いた。(実施日は2月17日)

自主避難者にあまりに冷たい内堀知事
 山形県知事の"血の通った対応"とは大違い

 阪神・淡路大震災で兵庫県外へ避難した人たちの全容が、26年経過した今も実は明らかではない。公式見解の5万47000人から推定12万人まで、未だに定まらないのは国も行政も県外避難の深刻さに気づくのが遅れ、初期対応を誤ったからだ。阪神の被災地にある大学として、東日本大震災で生じた原発事故による避難者の出現は他人事ではない。被災者が「避難者でも、転居者でもない漂流被災者」になってはならないとの思いから、調査や各方面への政策提言を続けてきたが、その願いは十分果たせたと思えないのが大震災10年の現実だ。

原発事故と小児甲状腺がんは本当に無関係か
 宗川吉汪・原発事故による甲状腺被曝の真相を明らかにする会代表

 2011年3月の東京電力福島第一原発事故から、この3月で丸10年が経ちます。安倍晋三前首相は2013年9月、「フクシマはアンダーコントロールされている」と言ってオリンピック招致を実現しました。しかし、事故直後に出された緊急事態宣言は未だ解除されていません。たまり続ける放射能汚染水、るいるいと積まれた放射能汚染土、取り除けないデブリ、遅々として進まない廃炉作業、帰還できない多くの避難者——事故は少しも収束していません。福島の事故は「原発安全神話」を崩壊させました。原発は、現在未完の「有望技術」ではなく、永劫未完の「絶望技術」です。原発事故の核心は放射能の恐怖と放射線被ばくです。巨大な放射能災害を避ける道は原発ゼロ社会をつくること以外にありません。「原発安全神話」に代わって、いま「放射能安全神話」が登場してきました。新しい神話のもとで被ばく安全論が喧伝され、避難者の帰還促進や原発再稼働が進められています。「放射能安全神話」に対する最大の障害物は福島における小児甲状腺がんです。甲状腺がんの被ばく発症が解明されると「神話」の核心部分が突き崩されるからです。

箭内道彦氏の"功罪"
 裏方が一番目立つ違和感

 箭内道彦氏(56)。クリエイティブディレクター(CD)として数々の広告やイベントに携わる同氏は「福島県クリエイティブディレクター」という肩書きで、震災と原発事故で被災した本県の復興を後押ししている。しかし、業界内からは「CDは本来"裏方"なのに、本人が目立ち過ぎる状況は変」と疑問を呈する声が上がっている。