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  • 【浅川町】江田文男町長インタビュー(2023.12)

    【浅川町】江田文男町長インタビュー(2023.12)

    えだ・ふみお 1955年生まれ。2003年から町議を4期途中まで務め、その間、副議長などを歴任。2018年10月の町長選で初当選。現在2期目。 子育て支援と福祉環境の充実を図っていく  ――新型コロナウイルスの5類移行が実施されました。  「徐々にコロナ禍前の賑わいが戻りつつあると感じています。『花火の里浅川ロードレース大会』は、今年は過去最高の参加者数となりました。また、『浅川の花火』も、町内外から多くの方に来場いただき、例年以上の人出となり賑わいました。このほかにも、浅川町ならではの魅力ある地域資源が多くありますので、さらなる賑わいづくりのため、町の魅力発信に努めていきます」  ――エスプール(東京都千代田区)と包括連携協定を結び、ゼロカーボンシティへの取り組みを開始するそうですが。  「これまでも、地球温暖化対策実行計画に基づき、住宅用太陽光発電システム設置補助や公共施設照明のLED化、ふくしま森林再生事業への取り組み、ごみの分別指導、食品ロスの削減協力依頼など、さまざまな形で啓発や推進を図ってきました。今後は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、持続可能な地域づくりにつなげるためのロードマップを策定するほか、エネルギー利用の効率化に向け、次世代自動車の導入や建築物に対する高断熱化、太陽光発電設備の導入など、できるところから取り組んでいく予定です」  ――浅川中学校校舎の建て替え工事と、浅川小学校跡地への役場庁舎移転構想について。  「浅川中学校校舎新築工事は、8月に安全祈願祭を行い工事に着手しています。工事の進捗状況は、おおむね順調です。なお、別工事として新たに用地を取得し、テニスコート3面を整備する敷地造成工事は、予定通り8月中に完成し、9月上旬からテニス部の部活動で使用しています。今後も事故がないよう安全管理を徹底し、周辺地域の方々や学校生徒・教職員への安全にも配慮して、来年8月の新校舎完成を目指して工事を進めていきたいと考えています。  また、浅川小学校跡地への役場庁舎移転構想については、引き続き検討していきます」  ――今後の重点事業について。  「人口減少・少子高齢化対策が急務で、引き続き切れ目のない子育て支援と福祉環境の充実を図っていきます。特に子育て支援については、小中学校の入学祝金、高校生の通学費助成等のほか、今年度新たにこども園保育料の軽減や学校給食費の全額補助に取り組んでいます。今後も町民の声に耳を傾け、『子育てするなら浅川町』をモットーに、さらなる充実に努めていきます。そのほか、移住定住の促進や農業者支援、道路改良等の計画的なインフラ整備など、本町の重要課題への対応を一歩ずつ着実に進めていきます」 浅川町ホームページ

  • 【浅川町】江田文男町長インタビュー

    【浅川町】江田文男町長インタビュー

     1955年生まれ。2003年から町議4期。その間町議会副議長や監査委員を歴任、2018年の町長選で初当選。2022年10月の町長選で再選を果たした。  ――2022年10月の町長選で再選を果たしました。  「出馬表明をしたのが6月中旬で、対立候補陣営より動き出すのが遅かったので不安を抱いていました。しかし、町民の皆さまから〝町政を継続してほしい〟という激励の声が多数寄せられ、引き続き町政の舵取りを担わなければならないという思いを新たにしました。1期目同様、現場に足を運んで町民の声を聞き、町民のために汗をかき、町民目線の町政運営を進めていく所存です」  ――選挙戦で訴えていた目玉政策「浅川小学校跡地への役場庁舎移転」構想について。  「現在、浅川中学校校舎の建て替えを進めています。老朽化により耐力度調査を実施した結果、構造上危険な建物との判断となり、建て直す運びとなりました。関連予算が3月定例会で全会一致で可決され、2022年度、実施設計を進めています。コロナ禍やウクライナ情勢の影響により建設資材が高騰していますが、子どもたちの安心・安全が第一なので、早期完成に向けて注力していきます。  さらに同工事完了後、将来的に同敷地内に浅川小学校の校舎を新築移転し、JR浅川駅前にある同小学校舎を役場庁舎として利活用する構想を練っています。現庁舎は築年数が県内でも最長クラスで、耐震性などを考えると何かしらの措置を講じる必要があります。駅前に役場庁舎があれば人の流れが変わり、交流人口増加、商店街のにぎわい創出、町中心部の活性化に貢献すると考えています」  ――1期目から子育て支援の拡充や福祉向上に注力されてきました。  「まず町内の認定こども園の園庭を土曜日に一般開放し、町内の園児以外のお子さんも利用できるようにします。また、全国的に増加傾向にある不登校のお子さんが学校へ行ける環境整備に向けて教育長と協議を重ねています。子育て支援と福祉向上に終わりはありません。さらなる教育環境の充実と福祉向上に努め、子育て世代のみならず、町外からの移住者も住みやすいまちづくりを進めます」  ――2期目の抱負について。  「町民目線でさまざまな声を聞き、町民のために汗をかき、笑顔で住みよいまちづくりに1期目同様努めていきます。モットーにしているのは、〝町民が幸せなまちづくりを進める〟ということ。町民一人ひとりが幸せになることで、より多くの幸福が数珠つなぎに生まれていくものと考えています。〝文化とスポーツのまちづくり〟として、城山や花火、即身仏といった町の文化の魅力を広めていくとともに、小学生から高齢者までのスポーツ活動全般を支援し、町の活性化につなげていく考えです」 浅川町ホームページ 政経東北【2022年12月号】

  • 【浅川町】江田文男町長インタビュー(2023.12)

    えだ・ふみお 1955年生まれ。2003年から町議を4期途中まで務め、その間、副議長などを歴任。2018年10月の町長選で初当選。現在2期目。 子育て支援と福祉環境の充実を図っていく  ――新型コロナウイルスの5類移行が実施されました。  「徐々にコロナ禍前の賑わいが戻りつつあると感じています。『花火の里浅川ロードレース大会』は、今年は過去最高の参加者数となりました。また、『浅川の花火』も、町内外から多くの方に来場いただき、例年以上の人出となり賑わいました。このほかにも、浅川町ならではの魅力ある地域資源が多くありますので、さらなる賑わいづくりのため、町の魅力発信に努めていきます」  ――エスプール(東京都千代田区)と包括連携協定を結び、ゼロカーボンシティへの取り組みを開始するそうですが。  「これまでも、地球温暖化対策実行計画に基づき、住宅用太陽光発電システム設置補助や公共施設照明のLED化、ふくしま森林再生事業への取り組み、ごみの分別指導、食品ロスの削減協力依頼など、さまざまな形で啓発や推進を図ってきました。今後は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、持続可能な地域づくりにつなげるためのロードマップを策定するほか、エネルギー利用の効率化に向け、次世代自動車の導入や建築物に対する高断熱化、太陽光発電設備の導入など、できるところから取り組んでいく予定です」  ――浅川中学校校舎の建て替え工事と、浅川小学校跡地への役場庁舎移転構想について。  「浅川中学校校舎新築工事は、8月に安全祈願祭を行い工事に着手しています。工事の進捗状況は、おおむね順調です。なお、別工事として新たに用地を取得し、テニスコート3面を整備する敷地造成工事は、予定通り8月中に完成し、9月上旬からテニス部の部活動で使用しています。今後も事故がないよう安全管理を徹底し、周辺地域の方々や学校生徒・教職員への安全にも配慮して、来年8月の新校舎完成を目指して工事を進めていきたいと考えています。  また、浅川小学校跡地への役場庁舎移転構想については、引き続き検討していきます」  ――今後の重点事業について。  「人口減少・少子高齢化対策が急務で、引き続き切れ目のない子育て支援と福祉環境の充実を図っていきます。特に子育て支援については、小中学校の入学祝金、高校生の通学費助成等のほか、今年度新たにこども園保育料の軽減や学校給食費の全額補助に取り組んでいます。今後も町民の声に耳を傾け、『子育てするなら浅川町』をモットーに、さらなる充実に努めていきます。そのほか、移住定住の促進や農業者支援、道路改良等の計画的なインフラ整備など、本町の重要課題への対応を一歩ずつ着実に進めていきます」 浅川町ホームページ

  • 【浅川町】江田文男町長インタビュー

     1955年生まれ。2003年から町議4期。その間町議会副議長や監査委員を歴任、2018年の町長選で初当選。2022年10月の町長選で再選を果たした。  ――2022年10月の町長選で再選を果たしました。  「出馬表明をしたのが6月中旬で、対立候補陣営より動き出すのが遅かったので不安を抱いていました。しかし、町民の皆さまから〝町政を継続してほしい〟という激励の声が多数寄せられ、引き続き町政の舵取りを担わなければならないという思いを新たにしました。1期目同様、現場に足を運んで町民の声を聞き、町民のために汗をかき、町民目線の町政運営を進めていく所存です」  ――選挙戦で訴えていた目玉政策「浅川小学校跡地への役場庁舎移転」構想について。  「現在、浅川中学校校舎の建て替えを進めています。老朽化により耐力度調査を実施した結果、構造上危険な建物との判断となり、建て直す運びとなりました。関連予算が3月定例会で全会一致で可決され、2022年度、実施設計を進めています。コロナ禍やウクライナ情勢の影響により建設資材が高騰していますが、子どもたちの安心・安全が第一なので、早期完成に向けて注力していきます。  さらに同工事完了後、将来的に同敷地内に浅川小学校の校舎を新築移転し、JR浅川駅前にある同小学校舎を役場庁舎として利活用する構想を練っています。現庁舎は築年数が県内でも最長クラスで、耐震性などを考えると何かしらの措置を講じる必要があります。駅前に役場庁舎があれば人の流れが変わり、交流人口増加、商店街のにぎわい創出、町中心部の活性化に貢献すると考えています」  ――1期目から子育て支援の拡充や福祉向上に注力されてきました。  「まず町内の認定こども園の園庭を土曜日に一般開放し、町内の園児以外のお子さんも利用できるようにします。また、全国的に増加傾向にある不登校のお子さんが学校へ行ける環境整備に向けて教育長と協議を重ねています。子育て支援と福祉向上に終わりはありません。さらなる教育環境の充実と福祉向上に努め、子育て世代のみならず、町外からの移住者も住みやすいまちづくりを進めます」  ――2期目の抱負について。  「町民目線でさまざまな声を聞き、町民のために汗をかき、笑顔で住みよいまちづくりに1期目同様努めていきます。モットーにしているのは、〝町民が幸せなまちづくりを進める〟ということ。町民一人ひとりが幸せになることで、より多くの幸福が数珠つなぎに生まれていくものと考えています。〝文化とスポーツのまちづくり〟として、城山や花火、即身仏といった町の文化の魅力を広めていくとともに、小学生から高齢者までのスポーツ活動全般を支援し、町の活性化につなげていく考えです」 浅川町ホームページ 政経東北【2022年12月号】