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喜多方市議選

  • 【喜多方で高まる政・財への不信】前回市議選で一升瓶配布!?

    【喜多方で高まる政・財への不信】前回市議選で一升瓶配布!?

     2月に本誌編集部の電話が鳴った。 「前回(2019年4月)の市議選で当選した××(編集部注=現職議員の実名を挙げていたが、ここでは伏せる)の陣営が投開票日に日本酒の一升瓶を配っていた。今回の選挙でも同じことをするだろうから見張ってほしい」 現職議員に「買収疑惑」 2019年喜多方市議選投開票結果 当選十二村秀孝1402当選山口 和男1353当選坂内 鉄次1343故人当選山口 文章1274当選小島 雄一1243当選齋藤勘一郎1177当選菊地とも子1154当選小林 時夫1122当選渡部 一樹1121当選齋藤 仁一1107当選後藤 誠司1055当選五十嵐吉也1036当選佐藤 忠孝993当選渡部 勇一975当選佐原 正秀893当選長澤 勝幸884故人当選小澤  誠881引退見込み当選上野利一郎797当選矢吹 哲哉774当選伊藤 弘明722当選田中 雅人709引退見込み当選蛭川 靖弘709遠藤 吉正690補選で当選五十嵐裕和677関本美樹子521補選で当選小野木正英464  電話の主は声からすると中年の男性。公衆電話からかけていた。現職議員とその支持者の実名を挙げていた。かなり踏み込んだ内容も話していたが、真偽は不明。詳述すると現職議員が誰か特定され、不利益を被るおそれがあるので避ける。市議選が近いため、他陣営によるネガティブキャンペーンの可能性もある。疑惑の現職議員に直撃取材をしたいのはヤマヤマだが、情報提供はまだウワサの段階。選挙妨害を懸念し、取材は控えている状況だ。 任期満了に伴う喜多方市議選は4月16日告示、同23日投開票で行われる。2月6日に開かれた立候補予定者説明会では定数22に対し27陣営が出席し、選挙戦となる見通し(2月8日付福島民友より)。出席者全員が立候補すれば5人が落選する。 出席者は説明会の受け付け順に次の通り(敬称略)。 現職は、小林時夫(4期)、伊藤弘明(7期)、遠藤吉正(2期)、十二村秀孝(1期)、佐藤忠孝(6期)、渡部勇一(7期)、上野利一郎(2期)、齋藤勘一郎(6期)、佐原正秀(7期)、山口文章(1期)、齋藤仁一(8期)、蛭川靖弘(1期)、小島雄一(2期)、後藤誠司(4期)、菊地とも子(2期)、五十嵐吉也(5期)、関本美樹子(2期)、山口和男(11期)、渡部一樹(4期)、矢吹哲哉(3期)の20人。小澤誠(5期)と田中雅人(7期)は欠席したので不出馬の見込み。 新人は田沢徳、高畑孝一、小林賢治、渡部忠寛、田中修身、坂内まゆみ、渡部崇の7人。 電話の主は「前回の市議選で立候補者の支持者が一升瓶を配った」と言った。現職議員のうち、遠藤氏と関本氏は前回の市議選で落選し、昨年1月に行われた補選で返り咲いたため該当しない。 また、電話の主は「今回も配るだろうから政経東北に情報提供した」とも言った。小澤氏と田中氏は不出馬の見込みだから違う。本誌は実名を明かすことを控えるが、以上の事実から、残った現職18陣営のうちの1陣営が疑惑を掛けられていることがお分かりいただけるだろう。 喜多方市議の問題は今回が初めてではない。本誌昨年1月号「喜多方市議長『現金配布問題』の裏話」という記事では、当時の議長が2021年に行われた衆議院選挙期間中に同僚議員に現金を渡したことが公職選挙法に抵触する恐れがあるため議長を辞職した問題を報じた。明るみになった背景には会派内での内輪揉めがあった。同市議会が清廉潔白からは遠いことを示す事例だ。 本誌が今回の選挙戦に水を差してまで情報提供があったことを知らせるのは、候補者に公正な選挙運動を求めたいからだ。候補者本人だけでなく、支持者にも事実であれば猛省を促したい。 あわせて読みたい 【動画あり!】喜多方市議選で露呈した共産党の「時代遅れ選挙」

  • 【喜多方で高まる政・財への不信】前回市議選で一升瓶配布!?

     2月に本誌編集部の電話が鳴った。 「前回(2019年4月)の市議選で当選した××(編集部注=現職議員の実名を挙げていたが、ここでは伏せる)の陣営が投開票日に日本酒の一升瓶を配っていた。今回の選挙でも同じことをするだろうから見張ってほしい」 現職議員に「買収疑惑」 2019年喜多方市議選投開票結果 当選十二村秀孝1402当選山口 和男1353当選坂内 鉄次1343故人当選山口 文章1274当選小島 雄一1243当選齋藤勘一郎1177当選菊地とも子1154当選小林 時夫1122当選渡部 一樹1121当選齋藤 仁一1107当選後藤 誠司1055当選五十嵐吉也1036当選佐藤 忠孝993当選渡部 勇一975当選佐原 正秀893当選長澤 勝幸884故人当選小澤  誠881引退見込み当選上野利一郎797当選矢吹 哲哉774当選伊藤 弘明722当選田中 雅人709引退見込み当選蛭川 靖弘709遠藤 吉正690補選で当選五十嵐裕和677関本美樹子521補選で当選小野木正英464  電話の主は声からすると中年の男性。公衆電話からかけていた。現職議員とその支持者の実名を挙げていた。かなり踏み込んだ内容も話していたが、真偽は不明。詳述すると現職議員が誰か特定され、不利益を被るおそれがあるので避ける。市議選が近いため、他陣営によるネガティブキャンペーンの可能性もある。疑惑の現職議員に直撃取材をしたいのはヤマヤマだが、情報提供はまだウワサの段階。選挙妨害を懸念し、取材は控えている状況だ。 任期満了に伴う喜多方市議選は4月16日告示、同23日投開票で行われる。2月6日に開かれた立候補予定者説明会では定数22に対し27陣営が出席し、選挙戦となる見通し(2月8日付福島民友より)。出席者全員が立候補すれば5人が落選する。 出席者は説明会の受け付け順に次の通り(敬称略)。 現職は、小林時夫(4期)、伊藤弘明(7期)、遠藤吉正(2期)、十二村秀孝(1期)、佐藤忠孝(6期)、渡部勇一(7期)、上野利一郎(2期)、齋藤勘一郎(6期)、佐原正秀(7期)、山口文章(1期)、齋藤仁一(8期)、蛭川靖弘(1期)、小島雄一(2期)、後藤誠司(4期)、菊地とも子(2期)、五十嵐吉也(5期)、関本美樹子(2期)、山口和男(11期)、渡部一樹(4期)、矢吹哲哉(3期)の20人。小澤誠(5期)と田中雅人(7期)は欠席したので不出馬の見込み。 新人は田沢徳、高畑孝一、小林賢治、渡部忠寛、田中修身、坂内まゆみ、渡部崇の7人。 電話の主は「前回の市議選で立候補者の支持者が一升瓶を配った」と言った。現職議員のうち、遠藤氏と関本氏は前回の市議選で落選し、昨年1月に行われた補選で返り咲いたため該当しない。 また、電話の主は「今回も配るだろうから政経東北に情報提供した」とも言った。小澤氏と田中氏は不出馬の見込みだから違う。本誌は実名を明かすことを控えるが、以上の事実から、残った現職18陣営のうちの1陣営が疑惑を掛けられていることがお分かりいただけるだろう。 喜多方市議の問題は今回が初めてではない。本誌昨年1月号「喜多方市議長『現金配布問題』の裏話」という記事では、当時の議長が2021年に行われた衆議院選挙期間中に同僚議員に現金を渡したことが公職選挙法に抵触する恐れがあるため議長を辞職した問題を報じた。明るみになった背景には会派内での内輪揉めがあった。同市議会が清廉潔白からは遠いことを示す事例だ。 本誌が今回の選挙戦に水を差してまで情報提供があったことを知らせるのは、候補者に公正な選挙運動を求めたいからだ。候補者本人だけでなく、支持者にも事実であれば猛省を促したい。 あわせて読みたい 【動画あり!】喜多方市議選で露呈した共産党の「時代遅れ選挙」