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塩田金次郎

  • 【石川町】塩田金次郎町長インタビュー【2023.11】

    【石川町】塩田金次郎町長インタビュー【2023.11】

    しおた・きんじろう 1947年生まれ。学法石川高校、亜細亜大学中退。石川町議2期、県議4期を歴任し、2018年9月の町長選で初当選。現在2期目。 若者に留まってもらうための施策に取り組む。  ――2期目がスタートして1年経ちました。現在の率直なご感想は。  「どこの町村も同様ですが、人口減少と少子高齢化に危機感を持っています。これからの町を担っていく若者にどう留まってもらうか、活力をどう高めていくか、そこに注力した政策づくりをしていかなければいけないと感じています」  ――道の駅整備計画の進捗状況はいかがでしょうか。  「議会から『県内では最後発の道の駅で勝負できるのか』、『赤字になったら一般財源を投入するような負の遺産にならないか』などの意見や要望を受け、これまで議論を重ねてきました。そこで導き出した答えは、設計と建設をヤマト(群馬県前橋市)、運営をTTC(静岡県熱海市)に委ねる、官民連携型の『O(維持管理・運営)+DB(設計施工一括)方式』を取り入れることでした。また、民間に委託する条件として、『地場産品を商品として売り出す』、『職員は地元で採用する』などを盛り込みました。2025年度中の開業を目指しており、来年度着工の予定です」  ――ドクターヘリの実績について。  「出動しないことに越したことはないのですが、昨年8月から運用を開始して25人の搬送実績となりました。その中の7人は、ドクターヘリを利用しなければ助からなかったかもしれない、と報告を受けています。町民が安心して暮らせるよう、今後も医療体制の充実に注力していきます」  ――重点事業について。  「子育て支援の一環として、産婦人科・小児科関連の相談をオンラインで受け付けるサービスを4月から開始しました。産婦人科医や小児科医、助産師が妊娠中の悩みや出産のこと、産後の心身の健康、子育ての悩み相談などに応じています。  もう一つは、町立認定こども園の開設について、来年度内を目標として進めています。将来の町を担っていく子どもたちが健康で元気に暮らせるようにしていきます。 先ほど申し上げたように、いずれも若者に留まってもらうための施策となります」  ――今後の抱負を。  「毎回繰り返してお伝えしていることですが、『聞く力』、『交渉する力』、『発信する力』の3つに注力して、町政運営していきます。限られた予算の中で何ができるかを精査し、ある程度絞って目標を定めていくことが重要だと思っています。町民が何を求めているか『聞き』、財源を確保すために『交渉』し、温泉、桜、鉱物、自由民権運動の発祥の地など町の魅力を『発信』していきます」

  • 【石川町】塩田金次郎町長インタビュー

    【石川町】塩田金次郎町長インタビュー

     1947年生まれ。学法石川高校、亜細亜大学中退。石川町議2期、県議4期を歴任し、2018年9月の町長選で初当選。現在2期目。  ――8月の町長選で2度目の当選を果たしました。率直な感想をおうかがいします。 「2期目当選という責任の重さを感じています。コロナ禍という厳しい時代に入り、さらに物価や原油の高騰、ウクライナ問題、円安など、厳しい状況は続いています。町の生き残りをかけて、町民の声に寄り添い、町民のニーズに応えながら、しっかりと町づくりに取り組んでいかなければならないと思っています」 ――新型コロナウイルスのワクチン接種状況はいかがでしょうか。 「順調に進んでおり、65歳以上の町民の84%が4回目の接種を終えました。今後はオミクロン株対応ワクチンの接種を県や国の指導を受けながら進めていきます。これまで『町民の命と健康を守っていく』という基本理念のもと『広報いしかわ』などで感染防止のマナー、エチケット、ルールなどを啓蒙してきました。今後も町民へのワクチン接種の呼びかけなど、精力的に取り組んでいきます」 ――道の駅整備計画の進捗について。 「令和7年度の完成に向けて計画を進めています。場所は西部工業団地付近の大橋地区に決まり、2万5000平方㍍規模になります。また道の駅の運営は公民連携で行っていく方針です」 ――重点事業についておうかがいします。 「1つは石川町に合った医療体制の構築です。8月にドクターヘリポートが完成し、郡山には15分、福島には30分でアクセスできるようになりました。今後は町にある8つの医院と連携を強化し、町民の安心を確保していきます。 2つは人口減少対策として子育て支援を充実させます。小中学校の給食費全額補助、お子さんの一時預かりや送迎などのファミリーサポートの充実、最高200万円の補助や5年間の固定資産税免除などの若者世代の一戸建て推進補助に取り組んでいきます」 ――今後の抱負。 「『聞く力』、『交渉する力』、『発信する力』の3つに注力して取り組んでいきます。聞く力は、町の集会所や自治センターに直接出向き、町民と対話し、どのような要望があるかを聞いていきます。交渉する力は、必要な情報や有用な事業がないか、積極的に県や国に出向き交渉していければと思っています。発信する力は、本町の弱点であるPR不足を解消していきます。温泉、桜、鉱物、自由民権運動の発祥の地など、町の魅力がたくさんある中で、石川町観光物産協会を法人化することによって、より専門的に、よりダイレクトに情報発信できるよう取り組んでいきます」 石川町ホームページ 政経東北【2022年11月号】

  • 【石川町】塩田金次郎町長インタビュー【2023.11】

    しおた・きんじろう 1947年生まれ。学法石川高校、亜細亜大学中退。石川町議2期、県議4期を歴任し、2018年9月の町長選で初当選。現在2期目。 若者に留まってもらうための施策に取り組む。  ――2期目がスタートして1年経ちました。現在の率直なご感想は。  「どこの町村も同様ですが、人口減少と少子高齢化に危機感を持っています。これからの町を担っていく若者にどう留まってもらうか、活力をどう高めていくか、そこに注力した政策づくりをしていかなければいけないと感じています」  ――道の駅整備計画の進捗状況はいかがでしょうか。  「議会から『県内では最後発の道の駅で勝負できるのか』、『赤字になったら一般財源を投入するような負の遺産にならないか』などの意見や要望を受け、これまで議論を重ねてきました。そこで導き出した答えは、設計と建設をヤマト(群馬県前橋市)、運営をTTC(静岡県熱海市)に委ねる、官民連携型の『O(維持管理・運営)+DB(設計施工一括)方式』を取り入れることでした。また、民間に委託する条件として、『地場産品を商品として売り出す』、『職員は地元で採用する』などを盛り込みました。2025年度中の開業を目指しており、来年度着工の予定です」  ――ドクターヘリの実績について。  「出動しないことに越したことはないのですが、昨年8月から運用を開始して25人の搬送実績となりました。その中の7人は、ドクターヘリを利用しなければ助からなかったかもしれない、と報告を受けています。町民が安心して暮らせるよう、今後も医療体制の充実に注力していきます」  ――重点事業について。  「子育て支援の一環として、産婦人科・小児科関連の相談をオンラインで受け付けるサービスを4月から開始しました。産婦人科医や小児科医、助産師が妊娠中の悩みや出産のこと、産後の心身の健康、子育ての悩み相談などに応じています。  もう一つは、町立認定こども園の開設について、来年度内を目標として進めています。将来の町を担っていく子どもたちが健康で元気に暮らせるようにしていきます。 先ほど申し上げたように、いずれも若者に留まってもらうための施策となります」  ――今後の抱負を。  「毎回繰り返してお伝えしていることですが、『聞く力』、『交渉する力』、『発信する力』の3つに注力して、町政運営していきます。限られた予算の中で何ができるかを精査し、ある程度絞って目標を定めていくことが重要だと思っています。町民が何を求めているか『聞き』、財源を確保すために『交渉』し、温泉、桜、鉱物、自由民権運動の発祥の地など町の魅力を『発信』していきます」

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     1947年生まれ。学法石川高校、亜細亜大学中退。石川町議2期、県議4期を歴任し、2018年9月の町長選で初当選。現在2期目。  ――8月の町長選で2度目の当選を果たしました。率直な感想をおうかがいします。 「2期目当選という責任の重さを感じています。コロナ禍という厳しい時代に入り、さらに物価や原油の高騰、ウクライナ問題、円安など、厳しい状況は続いています。町の生き残りをかけて、町民の声に寄り添い、町民のニーズに応えながら、しっかりと町づくりに取り組んでいかなければならないと思っています」 ――新型コロナウイルスのワクチン接種状況はいかがでしょうか。 「順調に進んでおり、65歳以上の町民の84%が4回目の接種を終えました。今後はオミクロン株対応ワクチンの接種を県や国の指導を受けながら進めていきます。これまで『町民の命と健康を守っていく』という基本理念のもと『広報いしかわ』などで感染防止のマナー、エチケット、ルールなどを啓蒙してきました。今後も町民へのワクチン接種の呼びかけなど、精力的に取り組んでいきます」 ――道の駅整備計画の進捗について。 「令和7年度の完成に向けて計画を進めています。場所は西部工業団地付近の大橋地区に決まり、2万5000平方㍍規模になります。また道の駅の運営は公民連携で行っていく方針です」 ――重点事業についておうかがいします。 「1つは石川町に合った医療体制の構築です。8月にドクターヘリポートが完成し、郡山には15分、福島には30分でアクセスできるようになりました。今後は町にある8つの医院と連携を強化し、町民の安心を確保していきます。 2つは人口減少対策として子育て支援を充実させます。小中学校の給食費全額補助、お子さんの一時預かりや送迎などのファミリーサポートの充実、最高200万円の補助や5年間の固定資産税免除などの若者世代の一戸建て推進補助に取り組んでいきます」 ――今後の抱負。 「『聞く力』、『交渉する力』、『発信する力』の3つに注力して取り組んでいきます。聞く力は、町の集会所や自治センターに直接出向き、町民と対話し、どのような要望があるかを聞いていきます。交渉する力は、必要な情報や有用な事業がないか、積極的に県や国に出向き交渉していければと思っています。発信する力は、本町の弱点であるPR不足を解消していきます。温泉、桜、鉱物、自由民権運動の発祥の地など、町の魅力がたくさんある中で、石川町観光物産協会を法人化することによって、より専門的に、よりダイレクトに情報発信できるよう取り組んでいきます」 石川町ホームページ 政経東北【2022年11月号】