【東日本国際大学】第1回国際シンポジウム

【東日本国際大学】第1回国際シンポジウム

 東日本国際大学(いわき市)といわき市が共同開設した国連ユニタール「CIFALジャパン国際研修センター」による第1回国際シンポジウムが5月31日に開催された。同シンポジウムは、「人づくりを通じた地域社会と国際社会の連繋~一人ひとりがグローバルリーダー~」をテーマに、地域課題の解決とそこから得られた知見を国際社会へ発信する狙いで開催された。

 CIFALジャパン共同代表の内田広之いわき市長の開会挨拶に続き、ルイス・ガジェゴ氏(CIFALジャパン名誉議長)が「全ての人々のための社会・国連の目指す平等と共生社会と地域社会からのグローバルリーダーシップ」と題した基調講演を行った。

 次いで、伊東亜紀子氏(CIFALジャパン事務局長)がCIFALジャパンの今後の活動方針について説明、持続可能性・防災をテーマにしたワークショップ、リーダーシップトレーニングを通じて国際社会で活躍できるリーダー育成を目指すことを表明した。

 パネルディスカッション第1部では「CIFALジャパンに期待すること~地域における防災力の強化とサステイナブルビジネスの推進~」と題し、災害レジリエンスの強化とビジネスを通じたSDGsへの取り組みに焦点を当て議論が展開された。国連目標の地域での実現「ローカリゼーション」の重要性が強調され、石井正三氏(日本CBRNE学会理事長)はオールハザードアプローチ、小野裕一氏(東北大学災害科学国際研究所教授)は災害被害統計システム、斎藤恭紀氏(福島テレビ・気象予報士)は防災情報発信の取り組みについて述べた。コメンテーターとして参加した中村隆行氏(CIFALジャパン理事・いわき短期大学学長)は、今後の活動として防災教育の推進などを挙げた。

シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

 パネルディスカッション第2部では「CIFALジャパンに期待すること~持続可能な暮らしの享受とこれからの人づくり~」と題し、多様性・包摂性の向上、若い世代へのグローバル学習の加速、健康・ウェルビーイングの推進について議論された。井筒節氏(東京大学農学部准教授)はSDGsの理念、山田悠平氏(精神障害当事者会ポルケ代表理事)は障害者権利条約の指導原理の実現、河村愛氏(Nature Inclusive代表)はインクルージョンにおける情報アクセスと心理的安全性、星野千華子氏(国連SRCヨガクラブ公認インストラクター)はヨガを通じたコミュニティ創造、ニシャート・アニーシャ氏(東日本国際大学健康福祉学部講師)は心の持続可能性について語った。コメンテーターとして参加した菅波香織氏(CIFALジャパン理事)は東日本大震災の経験から対立を乗り越える対話の重要性を語り、子どもたちの意見表明や参画の推進を訴えた。

 結びの挨拶では、緑川浩司東日本国際大学理事長が国連の崇高な理念と地方の現実を結びつけることの重要性を再認識したことを示し、いわきの若者が将来リーダーとして活躍することへの期待を述べ、シンポジウムを締めくくった。

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