本誌5月号に、昨年11、12月号でリポートした猪苗代町の箕輪スキー場の続報を掲載した。昨年10月に同スキー場の今シーズンの営業が危ぶまれているということが表面化したため、その詳細をリポートしたのが昨年11月号記事である。その後、正式に「営業断念」が決まり、12月号では来シーズン以降の見通しについて報じた。
その中で指摘したのは「最終的にはISホールディングスグループ頼みではないか」ということ。同グループの代表・遠藤昭二氏は猪苗代町出身。証券事業やFX取引などのISホールディングスを筆頭に、いくつかのグループ企業がある。そのうちの1つに猪苗代スキー場や会津磐梯カントリークラブ、猪苗代観光ファーム(道の駅猪苗代隣接地のいちご園)などを運営している「DMC aizu」がある。
5月号では、ある関係者のこんな証言を紹介した。
「箕輪スキー場はISHグループで運営することになるだろう。一度、町で経営権(現経営者のブルーキャピタルマネジメントが所有する株式)を取得し、その後、ISHグループに譲渡する格好になると思う」
そんな中、猪苗代町がスキー場の再開に向けて協議を進めていることが報じられた。とはいえ、協議の相手や具体的な再開時期など、詳細は明らかにされていない。
5月号で紹介した関係者の証言を踏まえると、協議の相手はISHグループということになるのだろうが、果たしてどうなのか。
再度、この関係者に話を聞くと、「前に、『一度、町で経営権(ブルーキャピタルマネジメント所有の株式)を取得し、その後、ISHグループに譲渡する格好になると思う』と言ったが、町とブルーキャピタルマネジメントの協議が思うように進んでいないようだ。それが済まなければ次(ISHグループとの協議)には進めないだろう」とのこと。
この言葉にはこんな背景がある。
「遠藤さん(ISHグループ)は、『素性のよくない会社と直接的な取引は絶対しない』というポリシーを持っている。ブルーキャピタルマネジメントも『ISHグループが直接的な取引をしない』類いに入るため、一度、町で取得してくれるなら、その後を引き受けるのは構わないとの意向なのです」(同関係者)
ただ、その前段(町とブルーキャピタルマネジメントの協議)がまだ途中にあるというのだ。
一方で、別の関係者によると、「ちょっと近くまで入れる機会があったから見てきたが、再生はかなり厳しいと感じた」という。
「箕輪スキー場のレストハウス、ホテルプルミエール箕輪は、各所でガラスが割れていたり、かなりボロボロで、『弁護士管理物
件』との張り紙がありました。老朽化が著しく再生不能に見えました。修繕するにしても億単位の資金と、(磐梯朝日国立公園内にあるため)かなりの時間がかかるかと思います」
いずれ、ISHグループ(DMC aizu)で運営することはあっても、秋口に入ってもまだ具体的な動きが見えないことや、複数関係者の話を聞く限り、今シーズンの再開はかなり厳しいのではないかと言わざるを得ない。
























