さがら・まさひろ 1958年生まれ。ミドリ環境建設株式会社(南相馬市)取締役社長。2023年2月に一般社団法人福島県造園建設業協会の会長に就任。
――協会設立50周年を迎えました。
「50年前、社団法人として31社で設立された経緯を考えると、やはり先人の方々のおかげで今があるのだと、特に感じています。私自身、会長になってまだ日が浅いですが、これまでの歴史や功績に感謝しつつ、この節目を未来への一歩としたいと考えております」
――50周年記念事業について。
「昨年度から『50周年記念事業実行委員会』を立ち上げ準備してきました。11月21日に次の事業を行います。まずは記念講演です。三春町出身の芥川賞作家、玄侑宗久さんに『風と水と暮らす』をテーマに講演していただきます。講演会後に記念式典を行います。そこでは、50周年を機に刷新した協会のロゴマークをお披露目します。『新たな50周年に向けた第一歩』を象徴する式典になるでしょう。式典後には、来賓、会員とともに日頃の感謝を込めた祝賀会を開催します」
――近年、特に夏の猛暑による屋外作業での熱中症対策や、植物への影響について、現場ではどのような対応をされているのでしょうか。
「昨今、夏の気温上昇はすさまじく、熱中症対策は喫緊の課題です。協会では、厚労省の『クールワークキャンペーン』で定められている熱中症予防管理者の労働安全衛生教育を行っています。各会員企業でも、業務時間のシフトや昼休みを延長するなどして対策に取り組んでいます。
植物への影響という点では、夏場の植栽は避けるのが基本ですが、工期の関係でやむを得ない場合もあります。その際は、朝と晩に灌水する形で対応し、別途料金をいただいています。発注者側の理解は進んできてはいますが、施設開業のような華々しい場では『どうしても』という要望があります。気候と費用への理解を得ながら進めています」
――重点的に取り組んでいる事業について。
「まずは11月21日の50周年記念事業式典です。また将来の担い手確保のため、高校の教育現場と連携した出前講座を実施し、造園の楽しさを伝えています。8月には県に『グリーンインフラの活用によるまちづくり推進』を要望しました。11月には都市公園緑化協会と協力し、『造園フェスティバル』を計画。また新聞社との共催で20年間続けてきた、手紙・エッセイなどを募集する文化事業『一語一絵 みどりの文(ふみ)』は、今年で一区切りとなります」
――今後の抱負。
「今はネット等で庭作りの技術も手軽に知ることができるようになりましたが、プロとして付加価値をどうつけていくかが大きな課題だと考えています。これに対処できる道筋を確立していきたいです。
人材確保も引き続き重要です。青年部会と連携しながら、出前講座などの活動を通じて活路を見いだしていきます。さらに2027年春から秋にかけて横浜で開催される『国際園芸博』への出展を予定しています。東北6県で連携して出展することで、今後の緑化環境の整備や推進に拍車がかかることを期待しています」
























