観光地の評価を左右するトイレ事情

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(2022年8月号)

 観光地の評価を左右するのが、誰もがお世話になるトイレだ。古く汚いトイレしかない場所では自ずと滞在時間が短くなるし、再訪する気も失せる。福島県の観光地のトイレ事情はどうなっているのか。観光客入込数が多いスポットに足を運び、独自調査をしてみた。

道の駅はどこもキレイ、最悪は「開成山公園」

 県観光交流課が発表している2020年分の「福島県観光客入込状況」によると、観光客入込数が多かった観光地上位は別表の通り

2020年の観光客入込数上位

順位 地名・施設名観光客
入込数
伸び率
1磐梯高原161万人△ 14.6
2道の駅国見あつかしの郷137万人△ 10.7
3道の駅伊達の郷りょうぜん120万人△ 4.9
4道の駅あいづ 湯川・会津坂下104万人△ 13.0
5あづま総合運動公園100万人△ 39.9
6いわき・ら・ら・ミュウ97万人△ 33.9
7セデッテかしま81万人△ 37.3
8道の駅猪苗代80万人△ 16.2
9道の駅「安達」下り線78万人△ 12.6
10道の駅ばんだい73万人△ 21.8
11伊佐須美神社71万人△ 32.9
12道の駅「安達」上り線68万人△ 12.9
13喜多方市街65万人△ 39.1
14郡山カルチャーパーク61万人△ 55.8
15スパリゾートハワイアンズ60万人△ 63.3
16大内宿55万人36.1
17磐梯吾妻スカイライン54万人158.8
18はたけんぼ52万人△ 3.3
19ゴルフ場51万人△ 8.6
20磐梯熱海温泉51万人△ 36.3
※△はマイナス

 同年は新型コロナウイルスが感染拡大した年であり、特に1回目の緊急事態宣言が出された春先・大型連休では不要不急の外出を控える人が多かった。そのため、観光客入込数は3619万人(前年比35・8%減)と大幅に減少した。

 磐梯吾妻スカイラインのみ伸びているのは、前年吾妻山の噴火警戒レベルが引き上げられ、全面通行止めが続いたため。

 気になるのはそうした観光地のトイレ事情だ。

 観光地に出かけるときは日常と異なる生活リズムとなるうえ、ご当地グルメやスイーツなどを飲食する機会も増えるため、腹を下して思いがけないタイミングでトイレに駆け込むことがある。そうした際、古い・汚い・臭いトイレだったときの落胆は大きい。

 和式の個室しか空いていないときもテンションは下がる。「うちは和式でないとだめだ」という高齢者が多かったのは昔の話。「久しぶりに和式で用を足したら足の踏ん張りがきかなくて、後ろに転びそうになった。洋式に統一してほしい」という声が聞かれる。

 逆に期待しないで入ったトイレが、温水洗浄便座(いわゆるウォシュレット)が整備された綺麗なトイレで、上機嫌になることもある。7月10日、国見町にオープンした「あつかし千年公園」は阿津賀志山防塁がある田園地帯に整備された公園(イベント広場、駐車場)だが、その一角に整備されたトイレが思いがけず最新のつくりで感動した(写真)。

あつかし千年公園のトイレ①
あつかし千年公園のトイレ①
あつかし千年公園のトイレ
あつかし千年公園のトイレ②

 コンビニや飲食店、土産物店などのトイレは比較的きれいだが、ただで借りるわけにもいかないので、食事や買い物のついでに用を足す。むしろトイレを借りるため何かを買っている人も多いだろう。

 その点、公衆トイレは〝無料〟で気軽に利用できるが、清潔度で疑問符が付くことも少なくない。

 特定非営利法人・日本トイレ研究所(東京都)は2018年から2019年にかけて、外出時に利用したくなる「お気に入りトイレ」についてのインターネットアンケート調査を実施した(有効回答数226、複数回答あり)。その結果、最も重視するポイントとして挙げられたのは健常者、要配慮者(障害者や妊産婦など)ともに、「きれい・清潔」だった。

 健常者と要配慮者で分かれたのが、手すりや温水洗浄便座、おむつ交換台、オストメイト(人工膀胱保有者)対応トイレといった「設備がある」という項目。健常者では24・2%だったのに対し、要配慮者は43・8%に上った。最近では女性トイレで生理用品を無料提供するサービスなども始まっており、トイレの設備の重要性に注目が集まっている。

 同研究所代表理事の加藤篤さんはこのように語る。

 「トイレに一番重要なのは『安心』だと考えています。きれい・清潔なのはもちろん、多様な人の利用を想定した設備が整っていて、誰もが安心して利用できるトイレが望ましい。例えば、トイレの入り口に段差があるだけでも、車いすの人や足が不自由な人は利用できないわけです。観光地においても、安心して使えるトイレがなければ、その場所を訪れる人は限られるし、『飲食や宿泊は控えてトイレを使わないようにしよう』と考えるので、滞在時間も自ずと短くなるでしょう。そういう意味では、観光の満足度を左右する存在がトイレだと言えます。『安心』という意味では、自然災害により停電や断水などが発生したとき、公衆衛生を保つ役割も観光地のトイレには求められています」

裏磐梯のトイレを点検

裏磐梯のトイレを点検【桧原湖畔の古びたトイレ】
桧原湖畔の古びたトイレ

 県内観光地のトイレは安心して利用できるのか。6月から7月にかけて、前出の観光客入込数が多い地点を中心に、県内の観光地や公園、公共施設などを回って、トイレの状況をチェックした。

 チェックしたのは、男性トイレ個室の①便器の種類(和式、洋式、ウォシュレット)、②施設・設備の新しさ(3段階)、③清潔さ(3段階)。記者(42歳、男性)が、家族や友人などとプライベートで訪れた際に利用したいトイレかどうか、という視点でジャッジした。

県内トイレの本誌採点一覧

場所名 自治体名便器の
種類
新しさ清潔さ
福島交通飯坂線 飯坂温泉駅福島市洗浄23
エスパル福島1階福島市洋式33
福島駅前公衆トイレ福島市洗浄22
浄土平公衆トイレ福島市32
県営あづま球場福島市33
あづま総合運動公園大駐車場福島市21
道の駅りょうぜん伊達市洗浄33
やながわ希望の杜公園伊達市12
あつかし千年公園国見町洗浄33
観月台公園国見町11
半田山自然公園入口桑折町22
JR郡山駅1階郡山市洋+和33
郡山カルチャーパークドリームランド郡山市洗浄13
開成山公園市役所側駐車場トイレ郡山市11
開成山公園自由広場前トイレ郡山市洋+和21
道の駅「安達」上り二本松市洗浄+和22
小峰城白河市洋+和23
白河駅前駐輪場白河市洗浄33
JR新白河駅前白河市32
南湖公園菅生舘駐車場白河市22
はたけんぼ須賀川市洗浄23
裏磐梯物産館(北塩原村)北塩原村洗浄+和33
裏磐梯ビジターセンター北塩原村洋+和22
桧原湖南岸駐車場公衆便所北塩原村12
第一ゴールドハウス目黒 桧原湖店北塩原村洗浄23
第二ゴールドハウス目黒 磐梯店北塩原村洗浄12
桧原湖第2駐車場公衆トイレ北塩原村洋+和22
道の駅あつかしの郷国見町洗浄33
JR会津若松駅会津若松市洗浄23
鶴ヶ城西出丸トイレ会津若松市22
鶴ヶ城喫茶脇トイレ会津若松市22
JR喜多方駅喜多方市洋+和23
道の駅猪苗代猪苗代町洗浄33
世界のガラス館猪苗代店猪苗代町洗浄+和22
長浜公衆トイレ猪苗代町洗浄+和22
道の駅ばんだい磐梯町洗浄+和33
塔のへつり公衆トイレ下郷町洗浄22
道の駅下郷下郷町洗浄+和23
JR会津柳津駅柳津町洗浄33
JR会津宮下駅三島町洗浄33
三島町観光交流館からんころん三島町33
JR会津川口駅金山町23
会津川口駅前「みんなのトイレ」金山町洗浄33
道の駅番屋南会津町洋+和22
JR田島駅南会津町洗浄33
JR只見駅只見町洗浄33
道の駅尾瀬檜枝岐檜枝岐村洗浄33
ミニ尾瀬公園檜枝岐村洗浄22
道の駅ならは楢葉町洗浄33
道の駅そうま相馬市洗浄31
51原釜尾浜海水浴場相馬市洋式22
52セデッテかしま南相馬市洗浄33
53JRいわき駅いわき市洋+和33
54いわき・ら・ら・ミュウいわき市洗浄33
※便器の種類は洋=洋式、和=和式、洗浄=温水洗浄便座。
※「新しさ」の基準は以下の通り
3=新しい施設・充実した設備で万人におすすめ!
2=問題なく利用できる
1=古い施設・設備、暗い雰囲気で使いたくない
※「清潔さ」の基準は以下の通り
3=きれいな環境が維持されており、万人におすすめ!
2=問題なく利用できる
1=汚れや臭い、ゴミ、故障便器が目立ち、使いたくない
トイレ調査トピックス

○温水洗浄便座は多目的トイレに1台だけ設置し、男子トイレの方には洋式・和式しかないケースも多かった。設置費用節約のためか。

○道の駅のトイレは清潔だが、調理場から出る油などの影響で、水回りから悪臭が漂うところも。

○道の駅そうまは指定管理者が変更となり、改装中のためか、敷地内からごみ箱が撤去されており、トイレの中に空き缶が捨てられていた。


 まず向かったのは、観光客入込数1位の磐梯高原(裏磐梯=北塩原村)。

 最初に訪れた裏磐梯物産館は五色沼自然探勝路(約4㌔、徒歩約1時間20分)の出入り口に立地している。ハイキング客が多いトイレを覗くと、温水洗浄便座と和式が設けられていた。比較的新しく清潔感があるので使いやすそう。

 探勝路のもう一つの出入り口、裏磐梯ビジターセンターの脇にもトイレが設けられている。こちらは屋外のトイレで、便座はいずれも和式。少し暗い雰囲気だが「ビジターセンター脇のトイレは24時間利用可能で、冬は暖房が付いているので、使い勝手がいい」(裏磐梯をよく訪れる男性)と評価する声もある。

 2018年には同センター西側に、裏磐梯観光協会事務所などが入る五色沼入口観光プラザがオープンした。こちらのトイレはすべて温水洗浄便座で、多目的トイレも設けられているが、9時から17時までしか利用できないのが難点。

 桧原湖畔には県が設置したトイレがあった。洋式で車いすも入れる広さがあったが、設備自体が古い。不気味な雰囲気が漂う。

 同じ桧原湖畔に立地するドライブイン「第一ゴールドハウス目黒桧原湖店」のトイレも古さを感じる造りだが、個室はすべて温水洗浄便座。これには正直驚かされた。

 「ドライブインは団体客を受け入れることが多く、トイレを利用する方が多いので、快適に利用してもらえるように気を使っています」(同施設の関係者)

 このような施設がある一方で、本誌2018年8月号では、五色沼周辺の観光施設「レストハウス五色沼」が修学旅行生にトイレを貸さず、観光エージェントから県観光物産交流協会に対し〝問い合わせ〟が寄せられた件を取り上げた。当時の本誌取材に対し、同施設の関係者は「修学旅行生は全く買い物をしないのに、声もかけずぞろぞろと入ってきてトイレを使おうとする」と本音をこぼしていた。これも観光施設の本音だろう。観光施設にとって維持管理の負担は小さくない。そうした中で「どこまでトイレを貸し出すか」という問題に頭を悩ませている。

 ただ、安心して利用できるトイレがある観光地は、拠点としても使いやすいので人が集まりやすくなり、再訪する人も増えるだろう。例えば、前出「第一ゴールドハウス目黒桧原湖店」のように、温水洗浄便座を整備するのも一つの手段。〝おもてなし〟の視点で整備を進めていってはどうだろうか。

 県内観光地をめぐると、温水洗浄便座が設置されているトイレは割とあったが、和式トイレと併設されているところ、もしくは多目的トイレにのみ温水洗浄便座が設置されており、男性トイレは洋式・和式というケースが多かった。そうしたトイレの場合、問題なのは、混雑していて和式しか空いていないときがあること。実際、ある道の駅のトイレを訪れた際、和式しか空いていないのを確認して踵を返した人がいた。和式なら利用したくない、と。

 一般家庭用で和式から温水洗浄便座に改修する際の費用は約30万円。それほど高い金額ではないのだから、すべて温水洗浄便座に変えても問題ないように思えるが、なぜ普及が進まないのか。

 ある観光施設の責任者は「高齢者の中には和式がいいという人もいるので、一部残している」と明かす。

 過去の新聞・雑誌を探ったところ「第三者が座った後の洋式便座に座りたくない。和式は残してほしい」、「不特定多数の尻を洗った温水洗浄便座を使用するのに抵抗がある」という意見もあると報じられている。ごく少数派になりつつあるが、さまざまな理由から和式を希望する人がいるので、残しているわけ。

 前出・日本トイレ研究所代表理事の加藤さんは「温水洗浄便座を広く整備すべき」という意見に釘を刺す。

 「確かに温水洗浄便座の導入により快適にトイレを利用できる人が増えるのはいいことです。ただ、山の上など水がない場所のトイレに整備するのは現実的に難しいし、『設備さえ整えればいい』という考え方は危うい面があります。たとえ温水洗浄便座が整備されていても、掃除が行き届いていない不衛生なトイレは使いたくありませんよね? あくまで求められるのはきれい・清潔なトイレであり、空間や設備がバリアフリーであることが安心感を生み出すのです」

 インバウンド需要が注目されたとき、象徴的な受け入れ施策として国が力を入れたのがトイレの洋式化だった。補助金メニューが設けられ、予算が付きやすくなり、全国各地で洋式化が進んだ。だが、むしろ重視すべきはその後の維持管理・運用であり、設備の有無を注目すべきでないと加藤さんは主張しているわけ。

ネックは維持管理費用

ネックは維持管理費用【福島駅近くの公衆トイレ】
福島駅近くの公衆トイレ

 複数の自治体に確認したところ、公衆トイレの維持管理は業者に委託すると、毎月数万円~10万円かかる。温水洗浄便座を導入すると、維持管理費用が跳ね上がるようで、郡山市公園緑地課の担当者は「開成山公園内のトイレ6カ所への温水洗浄便座導入を検討したことがあったが、改修費用もさることながら、維持管理費用に年間200万円かかることが分かり、断念しました」と語った。

 別の自治体担当者は「不特定多数が利用する公衆便所なのでいたずらされて破損することもたまにある。そのときの改修費用も考えると、温水洗浄便座の全面的導入に二の足を踏む面もある」と述べた。

 それならば、せめて県内を代表する観光地や道の駅だけでも温水洗浄便座を充実させるべきだ。

 さまざまなトイレを回っていて意外だったのは、首都圏からの電車利用客にとっての玄関口となるJR福島駅、郡山駅、いわき駅は意外とトイレが少なく、温水洗浄便座も配置されていなかったこと。

 福島市の市民からはこのような不満が聞かれた。

 「駅前の飲食店で飲んだ後、バスで帰る前にトイレに寄りたいと思ったが、駅ビルは20時で閉まっており、どこにトイレがあるのかさっぱり分からず難儀しました。結局、駅の端っこの交番の脇にある市の公衆トイレを発見して、難を逃れましたが、夜間は近づいたときだけ照明が付くようになっており、遠目にはさっぱり分からなかった。観光客には全く優しくないと思いますよ」

 コロナ禍前は、酔っぱらった男性がトイレまで我慢できず、福島駅の東西をつなぐ地下道「東西自由通路」で立ち小便をしていた――という恐ろしい話も聞いた。

 福島市ではこうした状況を改善するため、7月31日、街なか広場北側のパセオ通り沿いに駐輪場や倉庫と併設する形で、24時間利用可能なトイレを整備した。総事業費は約1億4000万円。さらに、福島駅東口再開発の動向を見ながら、既存のトイレの改修も検討していく考えだ。

 中心市街地のトイレ不足はどこも共通している。7月13、14日に喜多方市中心市街地の商店街で行われた「喜多方レトロ横丁」。3年ぶりの開催となり、多くの人でにぎわったが、公衆トイレなどが近くにないため、メーン会場に近いリオン・ドール喜多方仲町店のトイレには長蛇の列ができていた。

 同イベントを主催した会津喜多方商工会議所の担当者は、「会場には3カ所の仮設トイレを設置したが、和式タイプということもあり、女性や若い世代には敬遠されがちです。一部の飲食店や土産店で頼んで借りることもできるだろうが、気軽に使いづらい。そのため、どうしてもリオン・ドールのトイレに集中したようです」と悩みを語った。結局、安心して利用できるトイレに集中するということだ。

不気味な開成山公園トイレ

不気味な開成山公園トイレ
開成山公園のトイレ

 そういう意味で、県内のトイレを回ってみて「ここは安心して利用できない」と感じたのは郡山市の「開成山公園」だ。和式便所が多いうえ、壊れて使用できない便器もあった。

 同公園内には人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクター・ラッキーをモチーフにした「ラッキー公園inこおりやまし」が開園しているが、ここで用を足したいと考える人は少ないのではないか。

 園内で自転車を止めて話し込んでいた2人の女性にトイレについて話を聞いたところ、年配女性は「清潔さはそれほど気にならないが、和式トイレだと足が痛くなるので、洋式にしてほしい」、中年女性は「園内のトイレで自ら命を絶った人がいるというウワサを聞いて、不気味なのでしばらく利用していない」と話した。

 市によると、現在トイレのリニューアルも含めた「開成山公園等Park―PFI事業」の事業者公募中で、2023年度からの事業開始に向けて手続きが進められているという。

 2021年、五輪競技の会場になったあづま総合運動公園のトイレは、温水洗浄便座を導入しているところがあったが、全般的に施設が古くて狭く、暗い雰囲気が漂う。

 ちなみに、県内には汲み取り式トイレもあるのではないかと予想していたが、今回訪れた中では一つもなく、水洗化が進んていることを実感した。ただ、登山道にあるトイレなどはそういったところも多い。微生物を利用して排泄物を分解する「バイオトイレ」であれば悪臭は抑えられるので、状況が変わっている可能性もある。そうしたトイレ事情に関しては、稿を改めて取り上げたい。

 時間の都合で回れなかった観光施設も多いが、総じて県内観光地のトイレは洋式化が進んでおり、温水洗浄便座も普及していると感じた。ただ、一般社団法人日本レストルーム工業会のホームページによると、温水洗浄便座の一般世帯への普及率は80・3%。それを考えると、観光地においても、もっと積極的に普及に取り組んでもいいのではないか。

 今後の課題は日本トイレ研究所の加藤氏が話していた通り、いかにすべての人が安心して使えるトイレを整備していくか、という点であり、そのための維持管理費用をどう確保していくかということになる。そこに関しては、いかに県や市町村がトイレの維持管理の重要性を理解し、観光客への〝おもてなし〟の意識を持って、「安心して利用できるトイレ」を作っていけるか、ということになろう。

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