【矢祭町】佐川正一郎町長インタビュー【2025.6】

【矢祭町】佐川正一郎町長インタビュー【2025.6】

経歴

さがわ・しょういちろう 1951年11月生まれ。茨城県立大子第一高校、富士短大卒。家業の㈱佐川商店を経営。矢祭町議1期を経て2019年4月の町長選で初当選。現在2期目。

 ──2月14日に茨城県大子町と観光振興に関する連携協定を締結しました。

 「同じ久慈川流域にあり隣り合う大子町とは防災協定も締結しており、今回は観光拠点の連携に発展しました。本町は久慈川流域の自治体と連携し、防災・観光・経済の交流人口創出に向けてイベント情報の交換や、JR水郡線の利活用促進などを検討しています。

 本町には県内で最も早く咲く『戸津辺の桜』を見ようと、多くの方が訪れますが、駐車場が不足し交通渋滞が課題です。今後は駐車場の整備など、交通アクセスの改善に努め、安全で快適に観光を楽しんでいただける環境を整備していきます。その上で、春には桜と水郡線を持ち味に、周辺地域との相乗効果で本町の魅力を伝え、滞在時間の延長と観光経済の活性化につなげていきたいです。夏には久慈川名物の鮎釣りの解禁日を統一することで、観光資源としての魅力を高めたいです」

 ──交流人口増加の拠点について。

 「毎年開く刀剣展示会は、海外でもアートとしての刀剣文化が人気になっていることからインバウンドの集客が見込めます。町内外の人々の交流の結果誕生した『虫の里・福島奥久慈昆虫館』はプレオープン後、希少なチョウの標本を目当てに多くの方がご来場しました。交流拠点としての役割に期待しています」

 ──昨年6月に福島大学と包括連携協定を締結しました。

 「人材育成、地域づくり、教育・産業の振興を目的に協定を結びました。特に、小中学校から高校までの一貫した人材育成に力を入れ、そこに同大のノウハウを活用していきたいです。経済経営学類とは地域産業振興について学生との連携を考えており、大学生の視点を取り入れた地域活性化のアイデアに期待しています。また児童・生徒が自分の特性に合った方法で学力を身に付けられるよう、教員の方々の力をお借りして就学指導に特化した指導員を充実させていきたいです」

 ──今年度の重点事業について。

 「子育て支援と高齢者福祉、地域振興に重点を置いています。子育て支援では、矢祭中学校北校舎の改修工事や、住生活基本計画の作成、給食の無償化などを進めています。結婚支援にも力を入れ、関東圏の方々との交流の機会をつくっていきます。高齢者福祉については支援サービスの充実を、地域振興では観光資源の整備や農産物のブランド化を進め、首都圏との交流を深めて新規の取り組みやPRの場につなげたいです。今後はデジタル化による行政効率化や、デジタル通貨の導入なども視野に入れ、人口減少下での人手不足解消に努めていきたいです」

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