さかもと・ひろゆき 1956年生まれ。田村高校、専修大学法学部卒。町総務課長、副町長などを歴任。2019年9月の町長選で初当選。現在2期目。
――町立三春病院の指定管理者である星総合病院(郡山市)が来年3月末で運営から撤退するとの報道がありました。
「現在、通院・入院されている患者さんの転院先を見つけることを最優先で進めています。県地域医療課にも今後について相談していますが、現時点で結論は見いだせていません。町としてはあれだけの規模の病院ですから、新たな指定管理者を探す作業をこれから本格化させていきます」
――モンベルと包括連携協定を結び、町内にショップやキャンプ場がオープンしました。
「モンベルストアは好評で、平日でも多くのお客様がいらっしゃいます。キャンプ場もオープンしたばかりですが、年明けまで予約で埋まっており良いスタートが切れたと感じています。これらの施設がある『三春の里』エリアはもともと農業の6次化を目指して整備された場所です。そのことを忘れず、本来の目的である町の農産物を買っていただくことと、農業を活性化させることに注力していきたいと思います」
――町出身の田部井淳子さんのエベレスト登頂50年を機に映画が公開され、モンベルストアには記念館も併設されましたが、これらをまちづくりにどう生かしていきますか。
「田部井さんの記念館をモンベルとの合築という形で整備しました。三春町は歴史と文化のまちと謳っていますが、田部井さんの功績をこれまで十分に生かせていなかった反省があります。田部井さんの足跡を目当てにモンベルショップを訪れる方も多く、そういった方々とのつながりを深め、経済交流まで広げていきたいと考えています」
――今年度の重点事業について。
「若い世代に住みやすい価格で住宅を提供する目的で『住宅マスタープラン』を作成中です。町内の空き家をリフォームし、安い家賃で提供したり、移住者やUターンのためのきめ細かな住宅政策に力を入れます。また、人口減少時代に備え、三春駅周辺の旧町内と舞木駅周辺を計画的に整備していきます。特に舞木駅周辺は利便施設が不足しており、整備に注力していきたいと思います」
――今後の抱負を。
「人口が大きく減る中でも町民が困らないように住む場所、公共交通、産業の確保などを進めていきます。特に農業については、三春町を含む田村地方は果樹栽培に適しているという専門家の意見もあるため、試験的な取り組みを早急に開始します。将来の農家収入アップにつながる作物も模索し、モンベルストアを訪れる観光客と結び付け、農業の6次化をさらに進めていきたいと考えています」
























