たかまつ・ぎぎょう 1954年生まれ。大正大仏教学部卒。本宮町議、本宮市議を経て2011年1月の市長選で初当選。現在4期目。
――東洋経済新報社が行った「住みよさランキング2025」において本宮市が3年連続13回目の県内1位となり、全国でも86位と昨年よりランクアップしました。この結果をどう受け止めていますか。
「全国約800の市区の中で本宮市が86位と、上位約1割に位置しているのは本当にありがたいことです。このランキングは現地視察や口コミによるものではなく、行政的な指標を分析して、総合的に評価するものです。本市は全ての項目で上位半分に入っており〝トータルで優秀〟な点が評価されたと考えています。
『住みよさ県内一』と言われても当初は実感が湧かない市民が多かったようですが、▽人口の社会増、▽県内13市では郡山市に次いで高齢化率が低い、▽15歳未満の子どもの割合が県内13市でトップ――など、本市の長所を〝見える化〟して発信し続けることで、意識が変わってきたと実感しています。その評価が広がることで、さらなる子育て世代の方の移住も期待できます。実際、少子化の中でも小学校の生徒数は減らない状況が続いており、多くの方に本宮市を選んでいただいています。現在、定住促進のための補助制度を休止し、より効果的な施策はないか、分析・検討しているところです」
――「プリンス・ウィリアムズ・パーク」が開園10周年を迎えました。この間を振り返って。
「震災・原発事故からの復興を願い、子どもたちの安全な遊び場として整備を行った屋内・屋外の施設に、英国のウィリアム王子(現・皇太子)が視察に来てくださりました。これをきっかけに2015年に英国王室から『プリンス・ウィリアムズ・パーク』の愛称使用をお認めいただき、開園いたしました。その後、同パーク内への英国庭園整備、ロンドンのケンジントン&チェルシー王室特別区に整備されている福島庭園との姉妹庭園覚書の締結、同王室特別区との友好協定締結を実現しました。
これらの交流は、在英福島県人会『ロンドンしゃくなげ会』の故・満山喜郎前会長のご尽力なくしてはありえませんでした。本市を深く思ってくださった満山さんの気持ちを胸に、英国との絆を深く長く発展させていきたいと考えています。この10年はあくまでも通過点です。子どもたちの成長を軸に、英国との交流がこれからも続いていくことを願っています」
――今年度の重点事業について。
「子どもからお年寄りまでバランスよくサービスを行き届かせることを大事にしています。今年度は市民が安心して集える場、そして地域の防災拠点として、老朽化した地区公民館の整備を進めます。引き続き定住促進や公共交通の充実に重点を置き、財政健全化を保ちながら本市らしい市民サービスを提供していきます」
――今後の抱負を。
「世の中が激しく変化する中、地方行政の運営は厳しさを増しています。そうした中で一日一日を丁寧に、そして着実に市政を運営していくことが次のステップにつながると信じています。最新の技術を活用していくことも必要ですが、最終的には人間の考え方や思いを大切にすることが不可欠です。本市は小さな自治体ですが、平和で穏やかに、そして笑顔で暮らせる社会を目指すという目標を掲げ、今後もしっかりと地に足をつけて市政運営に取り組んでいきます」
























