環境水族館「アクアマリンふくしま」(いわき市)の子ども体験館「アクアマリンえっぐ」が3月20日にリニューアルオープンし、多くの観光客が訪れている。
施設をリニューアルオープン
同施設は釣り場がある子ども向けの体験型施設で、楽しみながら自然の大切さや生物の多様性、命の尊さなどを学ぶことができる。今回のリニューアルでは、はく製タッチやものづくりワークショップ、生き物調査、オリジナルのぬり絵など、いろいろな体験ができるエリアへと生まれ変わった。新たに誕生した体験プログラムは次の通り。
「いろいろミュージアム」――いろいろなはく製にさわって生物の多様性を学ぶことができる。参加料100円ではく製クイズにもチャレンジできる。
「いろいろ工房」――水族館の生き物、海や森にある素材を使ったものづくりワークショップを随時開催。つくるものは時期によって変わる。
「いろいろアーティスト」――アクアマリンふくしまの展示をイメージした、個性豊かな生き物たちのぬり絵が楽しめる。
「すくすくキッズ」――絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりすることができる親子のくつろぎスペース。
これらリニューアルオープンと同じ3月20日には、館内の生き物解説を専門とする解説員「こんべえズ」がデビューした。ごんべえズはアクアマリンふくしまをより楽しんでもらうため「ごんべえズトーク」と題したさまざまな解説を行っている。
例えば、潮目の海の大水槽の展示を解説してくれる「黒潮水槽の生き物たち編」は土日、「黒潮水槽のえさのじかん編」は毎日開催している(火曜は給餌がないため、解説内容は前記の生き物たち編になる)。所要時間は15分、参加費無料。また不定期開催の「さわって学ぶはく製編」では、さまざまな生き物のはく製について解説してくれる。開催時はアクアマリンえっぐ内に掲示される。
ごんべえズの活動は裏側の解説だけにとどまらない。「ごんべえズガイド」と題して施設のバックヤードを紹介しており、特別ツアー「バックヤード水槽大公開コース」では魚を繁殖している水槽やデビュー前の生き物を飼育する水槽が並ぶ水生生物保全センターを中心に案内してくれる。どんな生き物に出会えるかは、その時のお楽しみだ。ちなみにアクアマリンボランティアが水族館の裏側を紹介してくれるバックヤードツアーも3月25日から復活した。各ツアーの開催日時は公式サイト等で確認していただきたい。
ごんべえズの皆川裕斗さんはこのように話している。
「さまざまな体験を通して生き物や海の魅力に気付いていただければうれしいです」
生き物を通じてさまざまな体験が楽しめるアクアマリンふくしまに足を運んでみてはいかがだろうか。問い合わせは☎0246ー73ー2525まで。