高市旋風が吹き荒れた2月8日投開票の衆院選。県内に衝撃が走ったのは、福島2区に中道改革連合から立候補していた玄葉光一郎氏(61)が落選し、比例復活での当選にもならなかったことだろう。
福島2区の選挙結果
当 128,948 根本 拓(39)自民前
90,146 玄葉光一郎(61)中道前
20,645 大山里幸子(52)参政新
6,395 丸本由美子(63)共産新
1,780 遠藤 雄大(41) 無新
2026年2月8日投開票、投票率61・03%
旧民主党政権では外相を務め、2024年11月からは衆院副議長に就任。当選11回の〝重鎮〟だったが、当選した自民党の根本拓氏(39)に約4万票近く離されて敗北した。落選直後には「この結果は厳粛に受け止める。政治家としては一つの区切り」と発言し、事実上の引退表明として報じられた。
玄葉氏は田村郡船引町(現田村市)出身。安積高、上智大法学部卒。松下政経塾を経て、1991年の県議選で初当選し自民党に所属。93年の衆院選に中選挙区時代の福島2区から無所属で立候補し初当選。そこから野党に所属しながら当選を重ねてきた。妻は佐藤栄佐久元知事の二女。
選挙で無類の強さを誇ってきた玄葉氏が敗戦した理由に関しては、さまざま見方がある。前述した高市旋風に加え、▽〝将来の総理大臣〟を応援している人が多かったが、衆院副議長という〝上がりポスト〟に就いたことで離れた、▽地元に頻繁に戻る根本氏のフレッシュさと行動力に支持が流れた、▽昨年、佐藤栄佐久氏が亡くなり、そのつながりで応援していた人たちが離れた――など。
数年前からは「知事転身説」がウワサされており、本誌でもたびたび取り上げてきたが「さすがにこれだけの大差で落選すると、知事選に出るとは考えにくい。自民党県連は現職・内堀雅雄氏支持を決議しており、内堀氏も近々4選出馬を表明するのではないか」(福島2区内で活動する地方議員)との見方が広まっている。
「2028年夏の参院選に立候補するのではないか」という声も聞かれたが、昨年の参院選で落選した元衆院議員・石原洋三郎氏(53)が県内全域で挨拶回りしており、立候補が有力視されているようだ。
郡山市内ではポスターがはがされており、市内の経済人は「〝選挙エリート〟には痛すぎる敗戦だったので、このまま引退するのではないか」と推測する。
一方で、フェイスブックでは落選後もショート動画を投稿しており、積極的にあいさつ回りをしていること、事務所を須賀川市1カ所に集約して残すことを発信している。4月7日の動画では三春町の滝桜や福聚寺前で撮影し、「次回からは時事問題を取り上げていきたい」と意欲を見せていた。
議員宿舎を出た後は、郡山市の佐藤栄佐久元知事の自宅に住まいを移したという。郡山市に拠点を置いたということは、衆院選福島2区での活動を見据えているようにも見える。
今後の方針について玄葉氏にインタビューを申し込んだところ、事務所に一人残る佐藤周幸秘書がこのように明かした。
「いまも東京や県内のあいさつ回りを続けており、まだ方針をお話しできる段階ではないが、5月ごろには対応できると思います。ポスターは事務所の規模縮小に伴い、管理できる議員がいる須賀川市などのエリア以外ははがしました」
仮に政界引退であれば、事務所を残して動画をアップしないだろう。その去就に注目が集まる。






















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