2700万円窃盗を手引きしたのは従業員だった!
東京都、福島県、宮城県、埼玉県の男9人が逮捕
指示役は会社経営者。東京都・大塚駅前で営んでいた業務とは
今年8月に福島県会津若松市一箕町のパチンコ店「ビックつばめ会津若松店」で従業員を脅し、同じ県内の桑折町の専門学校生の男(19)が金庫から現金約2700万円を奪う「強盗事件」が起きた。驚いたことに、この事件は隣町の会津美里町から出勤していた従業員の男が犯行グループの一員だった。自ら襲われたように演じ、現金を盗んだ「狂言強盗」だったのだ。
犯行はSNSを通じて集まる匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)によるものとみられ、10月31日時点で指示役、実行役、現金回収役ら合わせて9人が逮捕されている。同月22日には実行役を手引きし、強盗被害を演じた元従業員の初公判が福島地裁会津若松支部(佐藤久貴裁判官)で開かれた。この事件で少年以外の犯人が裁かれるのは初めて、つまり最初の公開裁判となる。
事件の構図は本誌の相関図をご覧ください。逮捕された指示役の東京都豊島区の男は会社を経営していた。会社の名前は…(以下は本誌で)























