うすき・ともき 1948年4月生まれ。喜多方商業高(現・喜多方桐桜高)卒。2017年7月の町長選で初当選。今年7月の町長選で3選を果たす。
――西会津町長選で3選を果たしました。
「今回の選挙は、これまでの2期8年における町政に対する真価が問われた選挙だったと感じています。おかげさまで、多くの町民の皆さまの絶大なるご支援をいただき、3期目の当選を果たすことができ、心から感謝しています。3期目の当選の重さをしっかりと受け止め、今後の4年間で町民の皆さまのご期待に応えられるよう、公約の実現に向け全力で取り組む所存です」
――3期目の抱負を。
「3期目では、これまで取り組んできた『日本の田舎 西会津』をさらに前進・深化させ、未来の西会津町のためのまちづくりを推進していきます。特に、町にとって最重要課題である人口減少問題を解決するために、『守り』から『攻め』へと発想を転換し、交流人口・関係人口を拡大し、定住人口増加を図り、『にぎやかな日本の田舎・ほっとできるふる里西会津町』を目指します」
――今後の具体的な取り組みについて。
「まず①子育て・教育環境の充実として、保育や学校環境の質を高め、支援を拡充していきます。②若者支援・結婚対策の強化では、結婚支援の仕組みを整備し、新生活をサポートすることで少子化対策に力を入れます。③健康で元気なまちづくりとして鎌田實先生の指導による健康づくりを進めるとともに、介護予防と地域包括ケアを強化していきます。④産業の振興では、基幹産業である農業をしっかり守り育て、石高プロジェクト事業を推進し、コメの販売拡大を強化していきます。⑤観光・移住定住・交流・関係人口の拡大にも注力し、通信制のZEN大学の学生受け入れや、台湾からのインバウンド強化などにより、新たな人の流れを生み出します。⑥安全・安心のまちづくりとして、大雪への対応や高齢者支援体制、除雪体制の強化、防災インフラの整備を進めます。結びに⑦デジタルのまちづくりを推進し、情報基盤を強化します」
――その他の重点事業について。
「まず中心エリアの商店街の活性化です。後継者不在の商店街対策を、商工会と連携して事業承継協議会の下で取り組んでいきます。本年度策定する西会津町第5次総合計画では、将来像を明確にし、実行可能な内容を盛り込みます。併せて若者や子育て世帯向けの賃貸住宅不足を解消するため、早急な住宅整備を進めます。出荷が制限されているジビエ肉については、本町をモデル地区として制限解除・流通開始の突破口を開きたいです。加工処理施設の整備も進め、特産化と誘客につなげます。さらに町民の誰もが利用できる複合型公民館の整備計画の策定を検討しています」
























