作家、税理士、Uターンジャーナリスト、編集者。
東京と福島。
共通点は、女性であることだけ。
武塙麻衣子 / 伊藤江梨 / 斎藤美幸 / 藤澤千春
第1回、始まります。
武塙麻衣子「ゆうべ、酒場で」
肉豆腐のために、電車に乗る。

photo by Yusuke Nakanishi
春の夕方というのは、なんとなく外出したくなる。原稿を書き終えて窓の外を見るとまだ冷たそうな風が吹いてはいても、日が長くなりつつあることが日々わかる。
その日もそんなような午後で、私はふと「肉豆腐が食べたい」と思った。思いついた瞬間、行き先まで決まってしまうことがある。今日こそ八広の日の丸酒場だ——。
伊藤江梨「夜明け前の地域経済ノート」
赤字で給料月10万円。それでも『楽しい』と言った。しびれた。

いとう・えり 1984年1月生まれ。安積黎明高、大阪大卒。共同通信社記者を経て、税理士に転身し、2017年4月に暁経営会計を開業。家業の建設会社を継承し、2020年に同名の株式会社として再出発を果たした。東北税理士会福島県支部連合会広報部長などさまざまな団体の要職を務めている。事実婚で2児の母。
地域で経営者の会計のサポートをしているので、隙あらば儲けたい経営者から「最近はどういう仕事が儲かってる?」と聞かれることがよくある。だが、「この仕事は儲かってますね!」と紹介できる仕事というのは、なかなかないものだ。
同じ業種でも、儲かっている人と儲かっていない人がいる。その差は一つじゃないので、説明が難しい。う~ん、儲けるってむずかしい。
斎藤美幸「沈みゆく船の穴を誰が塞ぐのか」
AIに人口減少の対策を聞いたら、「逃げろ」と言われた。

さいとう・みゆき 福島市唯一の造り酒屋金水晶酒造株式会社4代目蔵元取締役会長。Uターンジャーナリストとして内外の視点から情報発信している。元フジテレビ・福島テレビ記者。
【第1回】就職
戻るのはいつも福島
肩書きに「ジャーナリスト」を使うのは久しぶりだ。福島へのUターン者が増えてほしいので「Uターンジャーナリスト」を名乗ることにする。
私が最初のUターンをした30年前に210万人を超えていた福島県の人口が今では180万人を下回った。いくら良い酒を造っても、地元から店が消え、飲む人がいなくなっては地酒の意味が無い。
藤澤千春「女性編集者と言われても」
なぜか福島の雑誌に、東京の編集者が書いた。

「物珍しさ」の先に
『政経東北』をご愛読のみなさま、はじめまして。幻冬舎という東京都にある中堅の出版社で編集者をしている、藤澤と申します。この度、『政経東北』の記者さんと一緒に本を作ることになりました。
当初ご提案いただいたのは「地方の女性がなぜ東京に行くのか」というテーマでした。次にご提案いただいたのは「女性編集者と言われても」。令和の出版社で働く東京の独身女性は、実際どんな生活をしているのか——。
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