【西会津町】薄友喜町長インタビュー(2024年)

【西会津町】薄友喜町長インタビュー(2024年)

経歴

うすき・ともき 1948年4月生まれ。喜多方商業高(現・喜多方桐桜高)卒。西会津町総務課長、副町長などを歴任。2017年7月の町長選で初当選を果たした。現在2期目。

 ――7月に町制施行70周年を迎えました。

 「1954年7月1日、1町9カ村が合併し現在の西会津町が誕生しました。平成の大合併では『自立の町』を宣言し現在に至っています。この間、5名の町長がその時代の要請である、学校校舎の建築、農地の基盤整備、総合運動公園と温泉施設の整備、健康長寿のまちづくり『百歳への挑戦』、情報化社会を見据えたケーブルテレビの開局、福祉施設の総合的な整備、小中学校の統廃合に取り組み今日の西会津町発展の基礎を築いていただきました。

 本年70周年を迎えられるのは先人の並々ならぬ努力と町民の皆さまのご理解・ご協力の賜であり、深く感謝する次第です。

 本年度は『なつかしCARショー』をはじめとした町主催イベントを70周年事業としているほか、NHKの夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会の開催、本町出身者に寄贈いただいた数々の名画を展示した『まちなか美術展』を開催しました。11月には記念式典を開催する予定です」

 ――2期目で掲げた公約の進捗について。

 「子育て・教育環境の充実としては、出産祝い金の増額、0歳児教育の強化充実や、子育てコミュニティー施設の整備、現在は県立西会津高校への介護福祉コース設置に向けた事業に取り組んでいます。

 元気なまちづくりとしては、からだの健康、こころの健康、つながりの健康による『さすけねぇ輪の健康づくり』の実施、町を牽引するリーダー育成を目的とする『西会津大人研幾塾』の創設、診療所の常勤医師3人体制の構築などを進めています。

 移住・定住対策としては、この5年間の移住・定住者が85人を数え、約70%が20~40代で構成されるなど、着実に実績を残しています。今後もより一層推進するため『西会津のある暮らし相談室』を昨年設置したところです。

 産業の振興としては、基幹産業である農業を守るため農業公社の設立、集落型ライスセンターの整備、有害鳥獣の解体処理施設の建設、『石高プロジェクト』を柱とする町産米の首都圏向け販路拡大事業、人材不足を補うための特定地域づくり事業協同組合の設立などを進めています。そのほか、各種まちづくりの委員会・審議会での積極的な女性登用に努めています」

 ――今後の重点事業について。

 「本町と日本財団ドワンゴ学園準備会、学校法人角川ドワンゴ学園の三者が連携し、来年4月開学予定である通信制のZEN大学(仮称)の、地域・企業連携プログラムの一カ所に西会津町が位置付けられる予定です。地域社会の発展および人材の確保、育成に寄与することが目的で、町では受け入れ準備に注力しています。学生と地域住民との交流を通して集落支援や担い手不足の解消など『未来型〝結〟』を核とした地域活性化が大いに期待できます」

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