すぎやま・じゅんいち 1957年6月生まれ。東京農業大農学部卒。衆議院議員秘書を経て、2003年から県議連続5期、その間議長を務めた。2021年4月の会津美里町長選で初当選。現在2期目。
――地球温暖化対策実行計画が策定されました。経緯と主な取り組みは。
「森林資源をはじめとする豊かな自然環境を次世代に継承するため、2024年2月28日に『会津美里町ゼロカーボン宣言』を表明し、2050年までのカーボンニュートラル実現を目指して今年3月に『地球温暖化対策実行計画(区域施策編)』を策定しました。学識経験者や町民で構成する策定委員会を設け、住民アンケートやパブリックコメントを経てまとめています。再生可能エネルギーの活用、省エネ対策、森林整備、ごみの減量・リサイクルなどに取り組み、今年度は太陽光発電や省エネ設備の導入支援を中心に進めます」
――基幹産業である農業の振興と担い手不足解消への取り組みは。
「博士山の伏流水や肥沃な土壌、意欲ある農業者の存在が当町の強みですが、担い手不足は当町も例外ではありません。今年度から始まる第4次総合計画では、担い手の確保・育成、農地保全と耕作放棄地対策、農業経営の安定化、環境配慮型農業の推進という4つの取り組みを掲げました。GPSなどを活用したスマート農業で省力化と低コスト化を進め、米を軸に園芸作物を組み合わせた複合経営でリスク管理も強化していきます」
――第4次総合計画がスタートしました。主な方針と地域コミュニティの今後は。
「『もっとつながる ほっと安らぐ ずっと住みたい 美しきふる里 会津美里町』を将来像に、『みさと未来創生プロジェクト』を軸として、人口減少を緩やかにする地域創生、特色ある持続可能な地域づくり、未来を担う人づくりの3つの柱で事業展開します。地域コミュニティの役割を担っていた公共施設の統廃合も課題で、老朽化した公共施設は耐震面からやむなく解体せざるを得ない一方、住民の活動拠点は維持したいです。例えば、旧旭分館は住民グループに無償で貸し、運営を続けていただいています。今年度からは各地域に『地域づくりセンター』を設置し職員を配置し、集落・コミュニティの課題に一緒に取り組む体制をつくりました」
――今年度の重点事業は。
「2026年度の重点プロジェクト事業費は計7億7898万円で、こども園管理運営事業や体育施設管理運営事業、農業経営安定化支援事業、商工活性化事業、地域おこし協力隊事業などを盛り込みました。妊娠・出産・子育てへの切れ目ない支援、こども家庭センターを核とした相談支援に力を入れます。本郷地域では、まちなか賑わい創出基本計画により、町民の皆さまとともに『選ばれるまち』を一歩ずつ形にしていきます」
▼過去のインタビュー
【会津美里町】杉山純一町長インタビュー【2023】
【会津美里町】杉山純一町長インタビュー【2024】
【会津美里町】杉山純一町長インタビュー【2025】

























