【福島県交通安全協会】小櫻輝会長インタビュー【2024.3】

【福島県交通安全協会】小櫻輝会長インタビュー【2024.3】

経歴

こざくら・あきら 1941年生まれ。㈱桜交通、㈱さくら観光代表取締役。県交通安全協会副会長を経て、2015年6月から現職。

 ――昨年、県内交通事故死者数の増加数・増加率が全国ワースト2位であることが報じられました。

 「昨年、全国の交通事故死者数は2678人となり、2015年以来8年ぶりに前年を上回りました。県内でも昨年は交通事故発生件数、死者数、傷者数のいずれも増加しています。特に交通事故死者数は55人で、22年の47人を8人上回り、年間の死者数が前年を超えたのは17年以来6年ぶりとなりました。新型コロナウイルス感染症の5類引き下げに伴い、人の動きが活発化したことが影響していると思われます。

 今年は年初から交通死亡事故が多発し、1月19日には『交通死亡事故多発全県警報』が発令されました。1月末現在、9人が交通事故の犠牲となり、うち高齢者は8人です。高齢者の交通事故防止対策をより一層強化していく必要があります」

 ――協会では65歳以上の高齢運転者が運転免許証を返納する際に「運転卒業証書」を交付しています。

 「地区交通安全協会と連携し、運転免許証を返納する高齢運転者の長きにわたる安全運転に敬意を表して、『運転卒業証書』交付事業を展開しています。22年12月から昨年末までに2994人の方に交付しました。運転免許証を返納しやすい環境づくりを進め、高齢化社会を地域全体で支える機運を盛り上げていきたいと考えます。運転免許証返納の相談は、免許センター、警察署などで受け付けています。電話相談は、安全運転相談ダイヤル『♯8080』(シャープ ハレバレ)にお願いいたします」

 ――協会では以前から3人1チームで互いに無事故・無違反を目指す「セーフティチャレンジ事業」を行っていますが、現在の状況は。

 「1996年に開始し、今年で29回目となります。昨年も多くの方々にご参加いただき、9年連続で2万チーム、6万人を超えました。昨年の無事故・無違反達成率は88・9%と高く、県内の交通事故防止に大きく寄与しています。今年も6月から参加の受付を開始します」

 ――来年度の重点事業について。

 「本県は第11次交通安全計画で、2025年までに年間交通事故死者数を50人以下にする目標を掲げています。当協会では昨年に続き『交通死亡事故の抑止』を掲げ、地区交通安全協会、関係機関・団体と協力しながら交通安全諸対策を推進していきます。特に高齢者の事故防止対策として、県警と連携して夜光反射材の普及促進やシートベルト着用などの促進活動『ピカッと・カチッと大作戦』に注力するほか、『ドライバー総参加のセーフティチャレンジ事業』による県民の安全運転・事故防止への意識高揚を図っていきます」

 ――今後の抱負。

 「交通事故根絶に向けた努力は、県民の皆さま方とともに継続させなければならない重要な課題です。今年も引き続き地区交通安全協会と一丸となり、悲惨な交通事故を1件でも少なくするため、活動を強化していきます。県民の皆さま方には交通ルールや交通マナーを守り、安全運転を重ねてお願い致します。なお、最後になりますが、皆さまからお預かりした会費が地域の交通安全活動の大きな支えになっておりますことをご理解の上、交通安全協会へのご入会を改めてお願いいたします」

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