【ルシアンホールディングス】事件屋に乗っ取られた「鹿島ガーデンヴィラ」

事件屋に乗っ取られた「鹿島ガーデンヴィラ」

 本誌でこの間報じてきた、白河市の老舗結婚式場「鹿島ガーデンヴィラ」をめぐる奇妙なM&A。同式場は地元の名士・和知家から県外在住の一団に役員が代わったあと、事業を停止し、担保に供されていた不動産が金融機関により競売にかけられた。そんな同式場の現社長が「M&Aは会社再生が目的ではなかった」、「私も騙されていた」と本誌の取材に応じた。現社長によると、同式場と同じ被害に遭わされた会社は全国で30社以上に上り、そのうちの十数社は「被害者の会」を結成し、警察に捜査を求めているというから驚きだ。

雇われ社長が内幕を暴露

静まり返る鹿島ガーデンヴィラ
静まり返る鹿島ガーデンヴィラ

 「自分は真面目に会社を立て直そうと思っていたが、アイツらは違った。騙すだけ騙しカネだけ抜き取ってトンズラした。アイツらの顔を見たら、自分は何をしでかすか分からない。それくらい頭に来ている」

 厳しい口調でそう話すのは福地一信氏(30)。肩書きは鹿島ガーデンヴィラ(以下、鹿島ガーデンと略)の運営会社㈱ピーアンドケーカンパニー(以下、ピーアンドケー社と略)の代表取締役社長だが、福地氏いわく「自分はお金に関する部分は全くいじらせてもらえなかった」。筆者が今回の取材で福地氏と面会した場所も同式場がある白河市ではなく、直線で120㌔離れた茨城県土浦市のビルの一室だった(理由は後述)。

 本誌2022年5月号と今年3月号で報じた鹿島ガーデンをめぐる奇妙なM&A。詳細は両記事を参照していただきたいが、本誌がピーアンドケー社に異変が起きたことを知ったのは22年3月ごろだった。

 早速、ピーアンドケー社の登記簿謄本を調べると、代表取締役・和知裕幸、和知繁蔵、取締役・和知徹、和知信子、首藤幸一、成田浩文、監査役・石坂幸恵の各氏が2021年10月28日付で一斉に退任し、新たに代表取締役・福地一信、取締役・佐々木辰尚、廣田彰人の各氏と、会計参与に税理士法人明清が同日付で就任していたことが分かった。

 前代表取締役の和知繁蔵氏は白河商工会議所会頭や白河観光物産協会理事長を歴任するなど、地元名士として長く君臨。同じく前代表取締役の和知裕幸氏は繁蔵氏の長男で、2005年に父親から会社を引き継いでいた。

 そんな和知家が、地元経済界に何の連絡もせず突然ピーアンドケー社を退き、県外に住所を置く福地氏や明清=茨城県水戸市=、廣田氏=神奈川県横浜市=らが役員に就いたから、経済人の間で「一体何があったんだ?」と関心を呼んだ。

 本誌の手元に、ピーアンドケー社の株式譲渡契約書(2021年10月28日付)がある。売り主欄には「和知裕幸」、買い主欄には「㈱ビービルド(横浜市)代表取締役・廣田彰人」の名前が記されている。

 主な契約内容は次の通り。

 ①ピーアンドケー社の発行済株式の全株式8000株を株式譲渡日である2021年10月28日に売り主から買い主に売り渡す。

 ②株式譲渡価格は1株当たり100円、合計80万円とする。

 ③売り主は譲渡代金の全額支払いと引き換えに、買い主に▽ピーアンドケー社の実印(発行日から1カ月以内の印鑑証明書添付)、印鑑カードおよび金融機関取引印の全て、▽ピーアンドケー社の預金通帳、小切手帳、▽ピーアンドケー社の計算書類その他経営を行うために必要な書類を交付する。

 ④買い主は株式譲渡を理由に雇用条件の変更を請求しないものとし、株式譲渡日現在の雇用条件を少なくとも1年間は維持する。ただし、従業員から退職や雇用条件変更の申し出があった場合、法令の改正があった場合、経済情勢等に著しい変動があった場合はこの限りではない。

 ⑤買い主は売り主がピーアンドケー社の借り入れ、仕入れ、リース、その他債務のために連帯保証または担保提供を行い、ピーアンドケー社のために自ら債務負担している契約がある場合、速やかに解除、返済、連帯保証人等の変更手続きを取り、売り主が負担している上記債務を免責させることを確約する。

 ⑥株式譲渡が実行されてから前項の解除、返済、変更の手続きが行われるまでの間に、売り主および売り主の親族に対して前項記載の保証責任等が請求された場合、全て買い主および対象会社の負担と責任において処理する。

 当時はコロナ禍で、結婚式場は厳しい経営に立たされていた。ピーアンドケー社も、分かっているだけで2017年8月期からずっと赤字決算が続いていた。

 2021年同期で5億5000万円の売り上げがあったピーアンドケー社の株式を80万円で売り渡したのは安すぎとも感じるが、抱えている負債や今後の展望を考えると、和知氏は一刻も早く会社を手放したかったのかもしれない。何より連帯保証人から外れ、債務が免責される契約内容は和知氏にとって最大の魅力だったに違いない。

 ここからは前出・福地氏の話に耳を傾けていく。福地氏がピーアンドケー社の社長に就いたのは、明清の神田卓志税理士から誘われたことがきっかけだった。

 前職で税務相談などを通じて神田税理士と面識があった福地氏は「会社再生を手がけている人物がふたりいる。一緒にやってみないか」と誘われ、2021年6月ごろに前出・廣田氏と嘉多山尚氏を紹介される。

 「廣田とは土浦市内の喫茶店で初めて会ったんですが『ルシアンホールディングスという会社をつくり全国で会社再生をやっていく』と説明されました。その時、廣田氏から見せられたリストの中に『福島県 結婚式場』というのがあったのを覚えている」(以下、断りがない限りコメントは福地氏)

 ㈱ルシアンホールディングス(東京都千代田区)は2021年設立。役員は代表取締役・廣田彰人、福地一信、取締役・佐々木辰尚、山内五郎、荒木正喜、嘉多山尚の各氏と、会計参与に税理士法人明清が就いている。

「お前は店舗運営だけやれ」

鹿島ガーデン乗っ取りの人物相関図

 同社の法人登記簿には、不動産業をはじめ計35の事業目的が書かれている。記者はこの間の取材で同社に何度か電話し、一度だけ女性事務員につながったことがあるが「福地に折り返しさせます」と言われたものの、結局連絡はなかった。メールアドレスは不明で、ファクスで質問状を送っても返答はなかった。

 「東京本社となっているが、単なるレンタルオフィスですから。電話も、かかってきたら取り次いでくれるサービスを利用していただけ。廣田からそうしろと言われたので、そういう体にしていたんです」

 その後、福地氏は廣田氏、嘉多山氏、神田氏と何度か会い「報酬は月100万円。ただし社長就任後3、4カ月の間、前経営者から連帯保証人を引き継いでほしい」という条件を出された。

 「なんでも、廣田が別の会社の買収も進めていて連帯保証人になれないから、少しの間代役を務めてほしい、時期が来たらすぐに連帯保証人を切り替えるから、と言われて」

 ただ、買収する会社はどこかと尋ねても、廣田氏らは「決まったら教える」としか答えなかった。

 ハッキリしない部分もあったが、会社再生という仕事に魅力を感じた福地氏は悩んだ末に引き受けることを決めた。すると2021年10月、廣田氏から突然「再生する会社が決まった。すぐに買収に入る」と告げられる。

 「(同年)10月28日に白河まで来るよう言われ、そこで初めて買収する会社がピーアンドケー社であることを知りました。ただ、その時点でも私は元の株主が誰なのか分かっておらず、白河に着くとすぐに株式譲渡契約の調印式が行われた」

 調印式の場には、和知裕幸氏と廣田氏らをつないだ仲介コンサルタント会社の担当者もいた。

 本来、株式譲渡契約の前にはデューデリジェンス(M&Aの対象会社に対する詳細調査)、トップ面談、基本合意を経るものだが、福地氏はそれらに一切携わることなく、いきなり契約の場に呼ばれたのだ。

 「訳の分からないうちに調印式が終わると、廣田と和知裕幸さんの間で『現金がいいか、振り込みがいいか』という話になりました。和知さんが現金を希望すると、廣田はその場で80万円を渡していました」

 ピーアンドケー社が、和知家から廣田氏らに80万円で売り渡された瞬間だった。

 そこからの廣田氏の手際はスピーディーで、調印式直後にあらかじめ用意していた登記申請書類を法務局にすぐに持ち込み、その日のうちに役員変更登記を完了させた。

 こうして、いきなりピーアンドケー社の社長に就いた福地氏が廣田氏から言われたのは「お金のことは全て嘉多山と神田がやる。お前は店舗の運営だけやっていればいい」というものだった。

 実際、福地氏はピーアンドケー社の決算書を見たことがなく、廣田氏に連れられてピーアンドケー社が手掛ける栃木県内の三つの結婚式場を回り、従業員に社長就任の挨拶をしたあとは店舗運営の仕事だけに専念していた。

 「困ったのは、代表取締役変更を受け、通帳の名義変更をしようとしたが金融機関が応じてくれなかったことです」

 ピーアンドケー社のメインバンクは白河信用金庫で、次に預金残高が多かったのは足利銀行だった。そのほか東邦銀行、福島銀行、常陽銀行とも取り引きがあったが「白河、東邦、福島は名義変更に応じてくれなかった」。

金融機関が強く警戒

廣田彰人氏
廣田彰人氏
嘉多山尚氏

嘉多山尚氏

 「どうやら名義変更を依頼する前に、金融機関の間で『和知家がピーアンドケー社の役員から退いたらしい』、『新しく役員に就いた面々の資力が一切分からない』と情報共有されていたようなんです。金融機関からすると『和知さん、われわれに何の相談もせずにM&Aをしちゃったわけ?』という不信感もあったと聞いています。とりわけ地元の白河信金は、和知家に対し信用貸ししていた面もあったと思います。当時、ピーアンドケー社の債務は短期と長期合わせて7億円超あったので、不透明な形で役員を代わられたら、金融機関が警戒して名義変更に応じないのは当然です」

 おかげで福地氏は、給与や取引先への支払いなどがあると、わざわざ金融機関に足を運んで必要書類を書き、実印や銀行印を押して1件1件振り込まざるを得なかった。

 「常陽銀行は税理士法人明清の事務所が水戸市にあり、取り引きがあったので名義変更に応じてくれた。足利銀行も応じてくれた。新たにJA水郷つくば(土浦市)にもピーアンドケー社名義の口座を開設した」

 以後、ピーアンドケー社にまつわるお金の出入りは、主にJA水郷つくばの口座が使われることになる。

 社長就任直後に開かれたバンクミーティングも惨憺たる中身だった。

 「自分なりの再建策はあったし想定問答も考えていたが、それを廣田、嘉多山、神田に見せたら『お前は何も答えなくていい』と言われた」

 バンクミーティングには和知裕幸氏も端に座る形で参加し、福地氏も廣田氏らの横に座って金融機関担当者とのやりとりを聞いていたが、廣田氏らが提案したのは「鹿島ガーデンに、結婚式場とは別にシェアオフィスの機能を持たせる」というものだった。

 「ところが、白河でシェアオフィスの需要がどれくらいあるのか、収益は見込めるのかといった調査をした気配がない。結婚式場との間でどのような相乗効果があるのかもハッキリ示せなかった」

 これでは金融機関が納得するはずもなく、バンクミーティングは30分程度でお開きになった。

 その直後、福地氏は嘉多山氏から複数の書類を示され「こことこことここに『福地一信』の署名と判を押せ」と迫られた。

 「見ると、役員にもしものことがあった際に法人が受け取れる生命保険の書類で、受取人はピーアンドケー社になっていた。それを解約するから『代表取締役 福地一信』の署名と判を押せと言うんです」

 嘉多山氏からは解約して受け取ったお金をどうするかの説明は一切なかったが、株式譲渡が行われた翌月にはJA水郷つくばの口座に1500万円と3000万円が入金され、2022年1月には生命保険の解約によって入ってきたお金も合わせ、1億円近くが口座に存在していたことをあとから知った。

 「結局、そのカネは廣田のプライベートカンパニーに3000万円、嘉多山の事務所に3000万円、明清に3000万円と三分割された」

 廣田氏らは最初から、金目のものは全てカネに換える狙いだったのだろう。

 その後、福地氏は鹿島ガーデンを立て直すため様々な試みをしようとしたが、廣田氏、嘉多山氏から「そんなことやっても無駄」とことごとく跳ね付けられた。一方で、お金に関する権限を持たない福地氏は支払日が近付く度に両氏に必要な資金を用意するよう求めたが、不機嫌そうに対応されるのが常だった。福地氏が「それでは会社が立ち行かなくなる」と説得し、ようやくお金が用意される状況が毎月繰り返された。

 そのうち、福地氏は山形県の結婚式場と栃木県の建設会社の社長にも就かされたが、相変わらず廣田氏、嘉多山氏、神田氏にお金に関する部分は触らせてもらえないまま実務の一切を押し付けられた。

 「自分の知らない間に廣田や嘉多山が私名義であちこちの不動産を借りまくっていたことも、あとから判明した。会社のクレジットカードで派手に飲み食いもしていた」

 これもあとで分かったことだが、ピーアンドケー社の連帯保証人は株式譲渡後も廣田氏らに切り代わっておらず、社長の福地氏でもなく、前社長の和知裕幸氏のままだった。経営難の会社を探して安く買い叩き、金目のものは全てカネに換え、しかし債務は引き受けずに前経営者に押し付ける――これが廣田氏らの〝会社乗っ取り〟の手法だったのだ。

 カネの抜き取りを終えると支払いは徐々に滞るようになった。福地氏のもとには「払ってもらわないと困る」という電話がジャンジャン入るようになった。しかし、廣田氏や嘉多山氏に対応を求めてもまともに応じる様子はなく、そのうち電話にも出なくなった。鹿島ガーデンは株式譲渡、役員変更から2年も持たず昨年秋ごろに閉鎖された。

〝人柱〟にされた福地氏

土浦市のビルの一室には13の社名が書かれたプレート

土浦市のビルの一室には13の社名が書かれたプレート

室内には大量のタンボール箱

室内には大量のタンボール箱

いくつもの郵便や書類が雑然と置かれていた
いくつもの郵便や書類が雑然と置かれていた

 筆者が今回の取材で福地氏と会ったのは土浦市内のビルの一室だが、そこは廣田氏らが乗っ取った複数の会社の拠点が置かれた場所だった。部屋の入り口に貼られたプレートには13の社名が書かれ、室内に入るとずらっと並んだ棚に大量の段ボール箱が整然と納められていた。床に散乱している段ボール箱もあり、中には乗っ取った会社の決算書や経営に関する書類がしまわれていた。「鹿島ガーデン」と書かれた段ボール箱も確認できた。

 「廣田らは会社を乗っ取ってカネを抜き取ると滞っている支払いに回し、別の支払いが滞ったらまた乗っ取ってカネをつくる自転車操業を繰り返していたんだと思います」

 別室に案内されると机や椅子、パソコンがあり、大量の書類が散乱していた。福地氏宛てに送られてきた無数の封書が、未開封のまま山積みになっていた。

 「役所からの税金未納の督促状や催告書、裁判所からの通知、内容証明郵便など、あちこちから毎日のように届くので訳が分からない」

 ピーアンドケー社やルシアンホールディングスの取締役に就いている佐々木辰尚氏は、福地氏が前職時代に知り合い、相談相手として役員を引き受けてもらった人物。

 その佐々木氏が、怒りを滲ませながら語ってくれた。

 「福地さんは廣田、嘉多山、神田に〝人柱〟にされたんです。うまい話に乗った奴が悪いと言う人もいるかもしれないが、福地さんはピーアンドケー社から何の利益も享受していないし、廣田から面倒な仕事を押し付けられただけだった。月給は100万円だったが、源泉徴収されて六十数万円としておきながら所得税を納めていなかった。しかも、会社の立て替え払いや廣田らが勝手に借りた不動産の賃料も負担させられていたので、一般サラリーマンより手取りがあったかどうか」

 佐々木氏によると、福地氏は廣田氏らによって厳しい監視下に置かれていたという。

 「福地さんは福地さんなりに会社を立て直そうと頑張っていた。でも次から次に届く郵便や書類に忙殺され、自宅に戻る暇もなかった。(段ボール箱が収められた)棚と棚の間やパソコンの脇に寝袋を敷き、仮眠を取りながら仕事をするような毎日だった。そんな福地さんを、廣田らは室内に設置した大量のカメラで毎日監視していた。福地さんが余計なことをして自分たちの計画(会社乗っ取り)に影響が出ないよう一挙手一投足を見ていたんだと思います。実際、廣田や嘉多山は福地さんに一方的に指示だけして、思い通りにならないと『オマエを死ぬまで追い詰めるからな』と脅していた」(同)

 福地氏が置かれていた状況は、冷静に考えれば早い段階で抜け出せたようにも思えるが、佐々木氏は「あの時はまともな判断ができないくらい異様な環境にいた」と福地氏を擁護した。

被害は全国で30社以上

廣田氏らに乗っ取られた会社のリスト
廣田氏らに乗っ取られた会社のリスト

 実は、廣田氏らに乗っ取られた会社は全国に30社以上ある。筆者の取材に応じた富山県の会社社長によると、そのうちの十数社で「被害者の会」を結成し廣田氏、嘉多山氏、神田氏らに圧力をかける一方、各地の警察に捜査を求めている。福地氏も「〇〇署や××署に行って手口の詳細を伝えた。彼らには二度と日の当たる場所を歩いてほしくない」と話している。

 廣田氏、嘉多山氏とはどんな人物なのか。「廣田はいわゆる〝事件屋〟で、いろいろな会社の社長を務めている。嘉多山は兄弟たちが大学教授や弁護士をやっていると聞いたが、経歴はよく分からない。年齢は共に65歳」(福地氏)。現在、行方知れずで音信不通だという。

 一方、税理士の神田氏はどうか。前出・明清に取材を申し込むと、女性事務員が「神田は出張で戻らない。私では分からないので連絡を取って折り返し電話を入れさせる」と述べたが、何の連絡もなかった。

 富山県の会社社長によると、4月中旬に「被害者の会」として神田氏に対し、福地氏をピーアンドケー社の買収に巻き込んだ理由などを尋ねる質問状を送ったが、こちらも4月22日現在返答はないという。

 読者の中には「世の中、そんなうまい話なんて転がっていない」、「福地氏は自業自得」と思った人もいるかもしれない。しかし、詐欺は「騙される人」より「騙す人」の方が絶対悪いのは言うまでもない。これ以上被害者を出さないためにも、警察は捜査に本腰を入れるべきだ。

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