【広野町】遠藤智町長インタビュー【2025.5】

【広野町】遠藤智町長インタビュー【2025.5】

経歴

えんどう・さとし  1961年4月生まれ。福島工業高等専門学校、東京経済大卒。広野町議2期を経て2013年11月の広野町長選で初当選を果たした。現在3期目。

 ――大震災・原発事故から14年が経過し、町民帰還率が9割を超えています。9月30日を「広野町復興創生の日」に制定しました。

 「広野町は2011年9月30日に緊急時避難準備区域が解除されました。2023年9月30日に復興・創生へと希望に満ちた未来に邁進することを目的に毎年9月30日を『広野町復興創生の日』に制定しました。帰還した方や新たに移住した方が幸せに暮らせるよう、インフラの復旧・整備、商業施設や医療福祉施設の整備、広野こども園、ふたば未来学園中高一貫校など教育環境の整備を進めてきました。町民の生活を守る取り組みがあってか、大震災から10年目の2021年1月には町民帰還率9割を達成しました。さらに廃炉・復興事業関係者や移住者を受け入れて町は新たな賑わいを見せています」

 ――昨年から全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の男子サッカー競技がJヴィレッジで固定開催されています。5月17、18日には「巨木を語ろう全国フォーラム」が町を会場に県内で初開催されます。

 「固定開催決定後初のインターハイでは、全国から52チームの選手、スタッフ、観客の皆様にお越しいただきました。町ではJFAアカデミー福島や県立ふたば未来学園中高一貫校など、プロ選手を目指して活動する生徒が夢に向かって日々精進しています。

 町は5月に町制施行85周年を迎え、記念事業として『巨木を語ろう全国フォーラム』を開きます。『震災を乗り越え千年後の未来へおくる巨木』をテーマに、未曽有の複合災害を乗り越えてきた町として、森林の大切さや美しい里山の魅力を全国に発信し、環境保全を啓発する場にしていきたいです」

 ――今年度の重点施策について。

 「まずは広野駅周辺の開発です。復興計画の拠点として定めた駅東側エリアは、バス・タクシー乗降場や駐車場を備えた広場が整備されたほか、『広野みらいオフィスビル』、ビジネスホテル、町商工会、医療機関やIT関連企業が入ります。今年度は新たに航空宇宙関連企業が進出する予定です。第2期開発として47戸の住宅団地を整備し、移住定住の受け皿になります。

 町は脱カーボン社会を目指しています。今後、公共施設や町有地、駐車場上部空間などに太陽光発電設備を設置し、複数の公共施設間で再エネ電力を融通し自家消費することで、二酸化炭素の排出を削減するとともに非常時の電源確保に役立てます。今年を復興・創生の漸進の年と位置付け、医療福祉、教育の充実、自治体DX、防災などに力を入れながら着実に歩みを進めていきます」

関連記事

  1. 【金山町】押部源二郎町長インタビュー

    【金山町】押部源二郎町長インタビュー

  2. 【磐梯町】佐藤淳一町長インタビュー(2025年)

    【磐梯町】佐藤淳一町長インタビュー(2025年)

  3. 【福島県産業資源循環協会】佐藤俊彦会長インタビュー(2024年)

    【福島県産業資源循環協会】佐藤俊彦会長インタビュー(2024年)

  4. 【福島県北建設事務所】中川善則所長インタビュー【2025】

    【福島県北建設事務所】中川善則所長インタビュー【2025】

  5. 【飯舘村】杉岡誠村長インタビュー

    【飯舘村】杉岡誠村長インタビュー

  6. 長谷川浩一建設業協会会長

    【福島県建設業協会】長谷川浩一会長インタビュー

  7. 【二本松市】三保恵一市長インタビュー

    【二本松市】三保恵一市長インタビュー

  8. 【大玉村】押山利一村長インタビュー【2024.5月】

    【大玉村】押山利一村長インタビュー【2024.5月】

政経東北 最新号

月刊「政経東北」2026年3月号

人気記事

  1. 【猪苗代町】飛び地メガソーラーが「認定取り消し」
  2. 【天栄村】犬同伴コテージ「死亡火災」の一部始終
  3. 政経東北【2026年3月号】
  4. 【和久田麻由子】NHK女子アナの結婚相手は会津出身・箱根ランナー【猪俣英希】
  5. 政経東北【2026年2月号】
  6. 手厚すぎる公務員「病気休暇制度」
  7. 「MEGAドン・キホーテ」出店に沸く福島市

最近の記事

  1. 政経東北【2026年3月号】 政経東北【2026年3月号】
  2. ふくしまの事件簿【パチンコ店2700万円窃盗】③
  3. 【FTV】気象予報士【斎藤恭紀】さんが県民から信頼される理由
  4. 【楽天ドラフト4位】「打てる捕手」大栄利哉選手(学法石川)に迫る
  5. 8カ月間も「野放し」だった福島市在住【連続自殺ほう助犯】
PAGE TOP