さの・せいし 1957年1月生まれ。東京農業大短大農業科卒。湯川村総務課長、産業建設課長などを歴任。村議1期を経て2023年10月の村長選で初当選。
――スマート農業を進めています。現在の状況について教えてください。
「村では稲作の効率化のため、水田の代掻き直播(直接種もみをまく)を、ドローンなどの最新機器を駆使して同時に行う実証実験をしてきました。その結果、一番の重労働である播種(種まき)と田植えを省力化し、コスト削減を図れることが示されました。農家数の減少を補うスマート農業、そして若者の新規就農を進め、湯川村一丸となって地域の美田を守っていきます」
――母子保健と児童福祉の窓口を一元化した「こども家庭センター」を設置しました。
「すべての妊産婦、子育て世帯に対する支援を一層充実させるため、昨年8月に村保健センター内に設置しました。従来の『子育て世代包括支援センター』と『子ども家庭総合支援拠点』を統合することで相談体制の充実を図り、隅々まで支援を行き渡らせます。こども家庭センターでは保健師や助産師などの専門職員が妊娠・出産・子育て・家族のことなどの悩みに寄り添いながらサポートしていきます。
これまで妊産婦訪問、赤ちゃん訪問(乳児家庭全戸訪問)や子育てに不安や困難を抱えている家庭を訪問する養育支援訪問事業を行ってきました。センター開設後の昨年10月からは保護者が疾病や出産、看護等の理由により児童を養育することが困難になった場合に、一時的に預かる子育て短期支援事業を開始しました。来年度からは、子どもとの関わり方を学ぶペアレントトレーニング教室(親子関係形成支援事業)や、家事や子育てに対して不安や負担・困難を抱えている家庭を訪問して支援する事業を行います」
――ふるさと納税について。
「税収増が難しい中、自立的な地域づくりに使える、ふるさと納税による収入は、財政規模が小さい当村ではとても重要です。米価上昇と備蓄米放出などで米価は不安定な状況が続きました。そのような中、返礼品である米への期待が高まり追加の申し込みがあるほどでした。昨年11月末時点では44都道府県の1956人の方から約1億3600万円の寄付をいただいています。10月からは村内の事業者が製造した味噌や甘酒などを新たに返礼品に加え、米以外の返礼品は7商品になりました。湯川村のおいしい発酵食品を味わってほしいです。
返礼品に米を選択していただいている割合は、寄付額ベースで約99・5%であり、いかに湯川村の米が全国から好評であるかが分かります。今後も寄付者のニーズに応じて新たな返礼品をお届けしていきたいです」

























