JR福島駅(福島市)西口にあったイトーヨーカドー福島店が2024年5月に閉店してから、約2年経過したが、いまだに跡地利用が決まっていない。建物はすでに解体され、更地になったが(写真)、土地を所有する不動産大手ヒューリックは「あらゆる可能性を含めて検討中」として、具体的な活用策を明かしていない。
市内の経済人の間では、福島市未出店の有名家電量販店をキーテナントにした複合施設が整備され、上層階にはマンションが入るのではないかとウワサになっている。ある経済人からは「マンションが2棟建つらしい」という話も聞かれた。真相は不明だが、まことしやかに語られている。
本誌5月号でJR福島駅西口構内の商業施設「パワーシティPivot(ピボット)」が改装オープンし、県内初出店の店舗が進出したことで連日にぎわった様子をリポートした。その際、同施設を運営するJR東日本東北総合サービスも、進出した店舗も、駅西口を出店場所として高く評価していたのが印象的だった。今後、一段とにぎわいが生まれそうだと判断するだけの〝材料〟があるということなのか。
福島駅西口駅前の歩行者通行量はイトーヨーカドー福島店閉店直後の2024年7月時点で、休日1197人、平日1628人に落ち込んでいたが、福島市の「AI人流・交通分析システム」で最新データを確認したところ、休日(5月24日・日曜日)3878人、平日(5月20日・水曜日)5382人だった。ピボット改装オープンの効果だろう。
駅東口で官民連携により進められている再開発ビル事業は予算・開業時期とも見直しを余儀なくされているが、6月末にはMAXふくしまにMEGAドン・キホーテが進出し、駅東西で回遊性が生まれることも期待されている。そうした中で、イトーヨーカドー福島店跡地はどう生まれ変わるのか。「具体的な構想や売却先が決まらないまま更地化するとは考えにくい。すでに何らかの計画があるのではないか」との見方もある。ひとまず今後の動向を見守りたい。

























