来年改選で注目される高松本宮市長の進退

本宮市の高松義行(たかまつ・ぎぎょう)市長の4期目の任期は来年2月3日までとなっている。過去の事例に照らし合わせると、来年1月中旬から下旬にかけて、市長選が実施される公算が高い。

あと半年ほどに迫っているが、いまのところ目立った動きは出ていない。それでも、市内では「市長選はどうなるのか」、「何か情報は聞いていないか」といった話がチラホラ聞かれるようになっている。

最大の焦点は、高松市長の進退だろう。

高松市長は1954年生まれ(71歳)。大正大仏教学部卒。1995年から旧本宮町議を務め、2007年に合併により本宮市誕生後は同市議に。2011年1月の市長選で初当選し、現在4期目。12月で72歳になる。

前回(2023年)、前々回(2019年)は無投票だったため、選挙戦から10年以上遠ざかっている。

ある議員はこう話す。

「高松市長は、毎回、選挙前年の9月議会(での議員からの一般質問に答える形)で進退表明しているから、今回もそうなると思います。何か動きがあるとしたらそれ以降でしょう。少なくとも、6月議会までに表立ってどうこうという話は出ていません」

この言葉通り、6月議会では高松市長の進退を問う一般質問などはなく、前例に照らし合わせると、9月議会で関連の一般質問が行われると思われる。それに答える形で、5期目を目指すのか、それとも退任するのかを表明することになろう。

前出の議員によると「現職が進退をハッキリさせない限り、動きはないだろう」とのことで、明確に動き出すのは9月議会以降ということになりそう。

ただ、そんな中でも、市内の一部では「高松市長は今期限りで退任するのではないか」といった声が出ているという。

ある市民は次のように述べた。

「高松市長の4期にわたる安定した市政運営を評価・信任する声がある一方で、これ以上は多選の弊害の方が大きいのではないか、といった声もあります。マンネリや組織の硬直化といった懸念から『もう十分でしょう』という声ですね。高松市長は本職は住職で、数百の檀家を抱えていますが、檀家からは『本職に戻ってほしい』といった声も出ていると聞きます。年齢的にも、もう1期務めたとしたら、退任時には70代中盤から後半に差し掛かります。そういった諸々を考えると、一部で囁かれている今期限りで退任するのではないか、というのもあり得る話だと思います」

同市にとって、来年は市長選イヤーであると同時に、2007年の合併・本宮市誕生から20周年の節目を迎える。

そんな中で、これからの舵取りを誰に託すのか。そもそも、現職の進退はどうなのか、12年ぶりの選挙戦になるのか。さらには人口減少・少子高齢化や、東北自動車道本宮インターチェンジ周辺の開発などの課題にどう対応していくのか等々を含めて、秋口から年末にかけて、市民の関心は高まっていきそうだ。

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