おおむら・まさえ 1952年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学第一文学部卒。大和自動車交通代表取締役。2014年から県交通安全協会監事を務め、昨年6月に会長就任。
――昨年の県内の交通事故、死者数は一昨年より増加しました。
「昨年、県内で発生した交通事故は3430件(前年比344件増、11・1%増)で、死者数53人(前年比2人増、3・9%増)、傷者数4219人(前年比481人増、12・9%増)と、発生件数、死者数、傷者数ともに増加しています。交通死亡事故の発生状況を分析すると、全死者数のうち高齢者が30人で全体の約6割を占めるなど、高齢者被害の事故の割合が高いこと、歩行中や夜間の事故が多いこと、土曜日の発生が多いこと、中学生、高校生の自転車乗用中の死亡事故が発生したこと、飲酒運転による死者数が7人で、前年のゼロから大幅に増加したことなどが傾向として挙げられます。当協会としましては、このような事故の傾向を踏まえ、今年も特別重点事項として『交通死亡事故の抑止』を掲げ、地区交通安全協会、関係機関・団体と連携を図りながら交通安全諸対策を推進してまいります」
――協会では「セーフティチャレンジ事業」を展開しています。
「『セーフティチャレンジ事業』は、3人1組で7月から12月までの半年間、チーム全員が無事故・無違反にチャレンジするもので、昨年で31回目となります。昨年は5万4300人の方々にご参加いただき、無事故・無違反の達成率は90・7%と過去最高となり、県内の交通事故防止に大きく寄与しています。今年は4月から参加受付を開始します。1人500円の参加費がかかりますが、無事故・無違反達成チームには豪華賞品を用意していますので、多くのドライバーに参加していただきたいと思っています」
――本年度の重点項目について。
「昨年は『福島県第11次交通安全計画』の最終年でした。同計画では『死者数を50人以下』『重傷者数を380人以下』『死傷者数を3200人以下』という目標を掲げていましたが、いずれも達成できませんでした。このような状況を踏まえ、当協会としましては、本年も『交通死亡事故の抑止』を特別重点事項として、関係機関・団体と連携を密にしながら、創意工夫した実効性のある活動を展開するとともに、新聞・ラジオ等を通じた交通安全の呼びかけや街頭での交通安全活動を強化し、規範意識の高揚に努めていきたいと考えています」
――今後の抱負。
「当協会としましては、引き続き関係機関・団体と連携して、悲惨な交通事故を1件でも少なくするため、実効性のある諸対策に取り組んでまいります。県民の皆様方も、交通ルールや交通マナーを守り、安全運転をお願いします。最後に、交通安全協会からのお願いです。皆様からお預かりした会費が、お住まいの地域の交通安全活動の大きな支えになっておりますことをご理解いただき、交通安全協会へのご入会をお願いします」

























