本誌7月号に「二本松市議選の参政党公認候補を分析」という記事を掲載した。5月31日に行われた二本松市議選に関して、坂本和広議員について分析したもの。というのは、坂本議員は今回市議選で参政党の公認を得たことから、それが得票にどう影響したのかを探ったのである。
詳細は同記事を読んでいただきたいが、同記事では今後の注目点として次のように書いた。
一方で、気になるのが会派の動き。坂本議員は前任期では最大会派の真誠会に所属していた。ただ、今回は参政党公認となり立ち位置が変わったから、会派を抜けて1人会派のような形になると思っていたが、そうではないようだ。
ある関係者の話。
「当然、そうなる(前の会派を抜ける)と思うよね。でも会派はそのままみたい。三保恵一市長を支えるという立場だから、その部分さえ共有できていれば党派は関係ないんでしょう」
一方で、この関係者はこうも話した。
「それよりも驚いたのが、鈴木雅之議員と公明党の新人議員・内池宏幾議員が会派を組むらしい。鈴木議員は立憲民主党系だから、衆院の中道改革連合のような形になる」
新議員の任期は7月1日からスタートする。同7日に臨時議会を開き、正副議長や常任委員長などが決められるほか、届けられた会派構成も公表になる。どんな会派構成になっているのかも注目だ。
ここに書いたように、同市議会は7月7日に臨時議会を開き、正副議長や常任委員長などの各役職を決めたのだが、中でも議長選は興味深かった。
議長に立候補したのは、本多勝実議員(7期)と本多俊昭議員(5期)の2人で「本多対決」となった(※ただし、読み方は本多勝実議員が「ほんた」、本多俊昭議員が「ほんだ」)。なお、本多勝実議員は前任期、前々任期でも議長を務めていた。両者の所信表明(アピール演説)の後、無記名投票が行われ、両者が10票ずつで並んだ。そのため、公選法の規定により、くじ引きで決定することになり、本多俊昭議員が議長に選任された。
ある関係者はこう話す。
「当初の見立てでは、僅差にはなるだろうけど、本多勝実議員が優勢と見られていました。それがまさか、得票同数のくじ引きになるとは思わなかった。まあ、本多勝実議員は2期8年議長を務めたから、反発というか、『もういいでしょう』と思っていた議員も少なくなかったということでしょう」
本多勝実議員を推した議員らは、寝返ったとされる議員に目星が付いているようで、その議員に対し「アイツにはやられた」との思いを抱いている。もっとも、前述したように投票は無記名のため、実際のところは分からない。ただ、その後に開かれた全協では、やはりと言うべきか一悶着あったようだ。
一方、会派については7月号記事で書いた通りになった。すなわち、参政党の坂本議員は前任期で所属していた真誠会のまま。
「党本部(参政党)からも、そこ(会派)については特に何もありません。政経東北さんで『三保恵一市長を支えるという立場だから、その部分さえ共有できていれば党派は関係ない』と書かれていましたが、まさにその通りです」(坂本議員)
鈴木雅之議員と内池宏幾議員は、2人で新会派「新しい風」を立ち上げた。7月号記事で「鈴木議員は立憲民主党系、内池議員は公明党だから、衆院の中道改革連合のような形になる」との関係者の証言を紹介したが、その通りになった。

























