みほ・けいいち 1949年7月生まれ。安達高卒。県議5期を経て、2003年に二本松市長初当選。2013年に落選も、17年の市長選で返り咲いた。現在5期目。
――昨年行われた市長選挙で5選を果たしました。
「8年ぶりの選挙戦となりましたが、多くのご支援とお力添えをいただき当選することができました。これまでの実績を評価していただいたこと、子育て支援策の充実、地域の特色を生かしたまちづくりの推進などの施策が幅広い市民の皆様の支持を得られたものと考えております。市政運営の重責を引き続き担わせていただくこととなり、あらためて身の引き締まる思いでございます。市民の皆様からお寄せいただいた信頼と期待に応えるべく、全力で市政運営に取り組む決意でございます」
――JR二本松駅南地区では駅前整備が進められています。
「二本松駅南地区整備事業では、駅前広場整備・幹線道路整備・住宅団地整備の3つの事業を進めておりますが、第1期事業で造成・分譲していた二本松駅南住宅団地は、おかげさまで、今年3月に全38区画が完売となりました。住宅が完成し、新たな生活をスタートした子育て世代が増える中、団地内に整備をしました公園で遊ぶ子どもたちの姿を見ると、目指すまちづくりの将来像、『笑顔あふれる
しあわせのまち
二本松』の実現に向け、さらに一歩前進したと感じているところです。
現在は、第2期事業として、駅前広場、幹線道路の工事に着手しており、令和11年度の完成を目指しております。今後は、これらの事業を通じて、防災機能を充実させた安全・安心な居住環境はもとより、駅を中心とした賑わいの創出、さらには景観と都市機能が調和した次世代を見据えた魅力あるまちへと進化させていきたいと考えています」
子育て支援策を拡充
――二本松市では、子育て支援の拡充に注力されています。
「本市では、『こどもすくすく、家族にこにこ、地域いきいき、笑顔をつなげよう にほんまつ』という基本理念のもと、子どもたちが健やかに成長し、保護者の方々が安心して子育てできる環境づくりを進めています。そのため本市では、妊娠を希望する段階から、妊娠・出産、産後、子どもの成長まで、切れ目のない支援に取り組んでいます。令和6年度からは、児童福祉法に基づき設置した『こども家庭センター』を中心に、妊娠・出産・子育てに関する相談を一体的に受け止め、必要な支援につなげる体制を整えています。市独自の取り組みとして、不妊治療費の助成、出産時や産後ケア利用時の交通費助成、子育て世帯への家事支援事業、子育て支援アプリによる情報発信などを実施しています。さらに、助産師による相談を定期的に行い、妊娠や出産、子育てに関する不安や悩みに専門的な立場から寄り添う体制づくりを進めています。
また、京都府南丹市の事件を受けて、市内の小・中学校、保育所、幼稚園、認定こども園及び学童保育所等の緊急の安全点検を実施するとともに、子どもたちが事件・事故に巻き込まれないための対策として、市立の小・中学校や保育所等の子ども関連施設の全てに防犯カメラを設置いたします。併せて、民間事業者が実施する保育所、幼稚園、認定こども園、学童保育所には、防犯カメラ設置補助金を新設しました。
さらに、令和8年度は、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、市内の幼稚園、保育所、認定こども園の副食費を実質無償化するとともに、卒業・入学を控え、経済的負担が大きくなる小学校6年生と中学校3年生の保護者に対し、一人当たり2万円相当の子育て応援デジタルポイントを給付することとしており、子育て世帯の経済的負担の軽減にも取り組んでいます。
学校給食費の無償化については、今年度から、まず小学校について国の交付金による学校給食費の負担軽減が制度化されました。当市においては、国の交付金で不足する部分について市が負担することにより、全額無償化を実現しています。また、中学校については、国に対し、小学校と同様の制度の早期実現を強く要望するとともに、今年度は、保護者負担分に国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、小学校と同様に全額無償化することとしています」
――「二本松市総合計画」は後半となる6年目を迎えました。
「二本松市総合計画が令和8年度で6年目を迎え、これまでの取り組みを振り返りますと、子育て支援や教育環境の充実、産業・観光振興、防災・減災対策、都市基盤の整備、デジタル化の推進や行財政改革など、各分野において着実に施策を進め、一定の成果を上げてきたものと認識しております。
一方で、人口減少や少子高齢化、労働人口の減少など、本市を取り巻く課題は一層深刻化しており、これらは短期間で解決できるものではなく、引き続き重点的に取り組む必要があると考えております。このため、現時点においては、計画に掲げた施策について概ね順調に進展しているものの、将来像『笑顔あふれる しあわせのまち 二本松』の実現という観点からは道半ばであると評価しております。
また、市内の産業につきましては、激変する世界情勢を受け、資材高騰や石油製品供給不足等の問題もあり、大変厳しいものとなっております。しかし、企業誘致や産業振興は、地域経済の活性化のみならず、若者の定着を促し、二本松市の未来を切り拓くために大変重要なものであります。これからも本市の強みを生かしながら、現在分譲しております長命工業団地への企業誘致を積極的に進めるとともに、企業に選ばれる環境づくりや地域産業の振興に取り組み、持続可能な地域経済の実現を目指してまいります。観光面では、日本百名山に数えられる『安達太良山』、国立公園・温泉等を軸としたインバウンド、第70回を迎える二本松の菊人形、二本松の提灯祭り、小浜の紋付祭り、針道のあばれ山車、木幡の幡祭りなど、市内各地域の資源や特性を生かしながら、観光立市二本松の実現を目指し、各種観光事業を推進し、交流人口の増並びに旅行消費額の増を図ってまいります」
――今後の抱負。
「市民の皆様の声を大切にしながら、『市民が主役。市民とともに。』を基本に、新しい希望のある未来を切り開いていきます。目指す将来像『笑顔あふれる しあわせのまち 二本松』の実現に向けて、市民の皆様のご支援を賜りながら施策を着実に推進するとともに、次の世代に負担を強いることがないよう、行財政改革を着実に実行し、選択と集中を基本に市政改革を進めてまいります。市民の命と暮らしを守り、子どもからお年寄りまで、夢と希望を持ち、生きがいと幸せを実感しながら、二本松市に生まれて、育って、住んで、本当に良かったと思える、平和で豊かな『住み良い二本松市』を市民の皆様とともに築いてまいります」

























