もちづき・たかふみ 1983年静岡県富士市生まれ。京都大学大学院都市環境工学専攻修了。国土交通省水管理・国土保全局河川環境課河川保全企画室企画専門官などを経て2024年4月から現職
――阿武隈川緊急治水プロジェクトの遊水地予定地である矢吹町陣ヶ丘に試験圃場を設け、治水と営農の両立実験が行われています。
「遊水地整備後も営農継続を希望する方々がいます。整備後の営農の実現性を探るため、専門家や地域の営農経験者のご助力を得て、1年目の試験圃場を実施しました。
その結果、一定水準の品質を確保し、収穫することができました。この実験は、治水と地域の生業継続の両立に向けた初年度の取り組みですが、今後は経営の成立や畑作など他品種、さらには地域と共に検討を続けている遊水地内の利活用に向けて、地域にメリットをもたらす方策を模索していきます」
――全国各地でクマの出没が相次いでおり、管内でも福島市荒川河川敷で目撃情報が寄せられています。クマをはじめとした害獣対策についてお聞かせください。
「河川管理者として平常時や出水時の巡視による状況把握を的確に行うため、さらに河道内の流水を安全に流すため、繁茂する樹木や堆積土砂の撤去を計画的に実施しています。昨年は福島市内の支川・荒川を通じてクマが市街地に出没する事例が頻発しました。このため、河川管理の一環としてクマの通り道になっている可能性がある荒川河川敷の見通し確保に取り組み、住民の安全につなげています今後も、地元自治体のニーズを踏まえ、住民の皆様の安全・安心の確保に資する対応を地元自治体と連携して継続します」昨年は福島市内の支川・荒川を通じてクマが市街地に出没する事例が頻発しました。今後も、地元自治体のニーズを踏まえ、住民の皆様の安全・安心の確保に資する対応を地元自治体と連携して継続します
――国道4号福島北道路の新規事業化に向けて調査が進められています。
「福島北部では渋滞や事故、産業・物流、医療など道路交通や地域の課題があり、ネットワーク強化が重要です。福島北道路は『必要な交通容量の確保』『安全な交通環境の確保』『円滑な物流ルートの確保』『信頼性の高い救急搬送環境の確保』を政策目標とし、地域の意見を踏まえてルート案を検討しています」
――今年度の重点事業について。
「河川事業では、阿武隈川上流の緊急治水対策を計画的に推進することが最優先課題です。事業期間を5年延長し、令和15年度末の完成を目指して、流域全体で確実に治水効果を発揮させることを重視目指しています。また、行政と住民が一体となって取り組む『流域治水』の普及に向けた広報活動や、各自治体の首長が参画する協議会を通じた施策の共有・連携強化にも注力しています。重視
道路事業では、主に3つのプロジェクトに重点事業を進めて主にプロジェクトにを置いており、1点つ目は国道を置いて点13号福島西道路(Ⅱ期)の整備です。現在は浅川トンネルの掘削や橋梁工事を進めており、完成により市中心部の渋滞緩和が期待されています。2つ目は、国道399号伊達橋復旧事業です。令和4年3月の福島県沖地震で被災した橋で、国の権限代行により復旧を進めています。令和7年2月から新しい橋の架設工事を進めています。3つ目は、主要地方道浪江国見線伊達崎橋修繕代行事業です。同じ地震で被災した橋で、令和7年12月から仮橋設置に着手しています」

























