任期満了に伴う二本松市議選は5月24日告示、同31日投開票の日程で行われ、24人(現職18人、新人6人)の立候補者のうち、現職16人、新人4人が当選した。新議員の任期は7月1日から4年。投票率は前回(2022年)の60・68%を1・76ポイント下回る58・92%で、過去最低を更新した。
本誌5月号では直前リポート「定数減で激戦必至の二本松市議選 本誌が注目した3人の動向」という記事を掲載した。
議員定数が22から20に削減され、初めての選挙ということで、それがどう影響するのか、さらには本誌が注目した3人の新人・現職の動向に迫った内容である。
ここでは、「注目の3人」のうちの1人、現職・坂本和広議員(54)について述べたい。

同市議選前、坂本議員に関しては「参政党の勉強会に参加しているようだ」といった話や、「参政党の神谷宗幣代表が県内で演説を行った際に見学に行ったら、坂本議員も来ていた」との情報があり、「次は参政党から出るのではないか」といった見方が広がっていた。
そこで、当人に確認したところ「参政党に公認申請をしています」と認めた。本誌が坂本議員に話を聞いたのは告示1カ月ほど前の4月23日だが、その時点で「公認申請中」とのことで、次のように続けた。
「近く、県支部、東北支部の面談があり、その後で代表面談があります。時間的な問題(市議選の告示に間に合うかどうか)もあって、どうなるかは分かりませんが、参政党に公認申請していることは間違いありません」(坂本議員)
その後、5月18日付の自身のSNSで「この度、来週から始まる二本松市議会議員選挙の候補予定者として参政党より公認を頂きました。二本松市政改革委員として深刻な人口減少問題の解決と、食と命を支える農業の現場を守るため、全力で挑みます!」と発信。参政党公認を得たことを明らかにした。
迎えた同市議選。坂本議員は967票を獲得し、15番目で当選を果たした。前回は999票で17番目での当選だった。前回と定数・立候補者数が違うことや、投票率が下がった関係もあるため、一概には比較できない。ただ、得票数自体は微減だが、得票率は前回が3・7%、今回が3・9%とわずかに増えた。
これをどう見るかは難しいところだが、こうした数字だけを見ると、「参政党公認」になった影響は軽微と見ることができる。
一方で、気になるのは会派構成がどうなるか。坂本議員は前任期では最大会派の真誠会に所属していた。ただ、今回は参政党公認となり、立ち位置が変わったから、会派を抜けて1人会派のような形になると思っていたが、そうではないようだ。
ある関係者の話。
「当然、そうなる(前の会派を抜ける)と思うよね。でも会派はそのままみたい。真誠会は三保恵一市長を支えるという立場だから、その部分が共有できていれば、党派は関係ないんでしょう」
一方で、この関係者はこうも話した。
「それよりも驚いたのが、鈴木雅之議員と公明党の新人議員・内池宏幾議員が会派を組むらしい。鈴木議員は立憲民主党系だから、衆院の中道改革のような形になる」
新議員の任期は7月1日からスタートする。同7日に臨時議会を開き、正副議長や常任委員長などが決められるほか、届けられた会派構成も公表になる。どんな会派構成になっているのかも注目だ。

























