みやた・ひでとし 1950年2月生まれ。東北工業大工学部卒。家業の有限会社水戸やを経営しつつ、2000年から塙町議を3期務める。2016年の同町長選に立候補し初当選。現在3期目。
――本年2月、町制施行70周年と新庁舎竣工の記念式典が行われました。
「在職中に町制施行70周年を迎えられたことは、感慨深いものがあります。これは町を守ってこられた先人のご尽力の賜物であり、町民の皆様に心から感謝申し上げます。ただ、70周年は到達点ではなく、次世代への新たな出発点です。旧庁舎は老朽化が進み、地震時の業務継続に懸念がありました。現在であれば建設費は当時の1・5倍から2倍とも言われており、国の支援を得ながら町の負担を抑え、新庁舎建設に踏み切れたのは、良い時期の決断であったと考えています。新庁舎では、見通しの良いフラットな執務フロアと町民ホールにこだわりました。町民ホールは、高校生が冬の寒空の下で家族の迎えを待つ姿を見て、必要性を強く感じたものです。現在は高校生の学習、小・中学生の交流、高齢者の集会、各種行事など、多目的に活用されています」
――デマンド交通実証運行や高齢者外出支援タクシー助成などを進めています。
「デマンド交通は実証運行として無料で実施しています。特に山間部で一人暮らしの高齢者からは『大変助かっている』との声をいただいています。玄関先まで迎え、荷物も庭先まで届けるドア・ツー・ドア方式で、運行管理はシルバー人材センターに担っていただいています。タクシー助成も利用が高まる一方、運転手不足などで需要に応じきれないことが課題です。今後、数年かけて事業を検証し、町内の交通体系をより使いやすい形に育てていきたいと考えています」
――その他の重点事業は。
「国道118号から工業団地へのアクセス道路は、2027年度内の完成を予定しています。併せて、将来を見据えた水道管整備も進めています。周辺では住宅団地整備の要望や企業誘致の声もあり、土地利用が大きく変わっていくものと考えています。塙工業高校跡地については、県による解体後、若者の発想を町が応援する形で活用を描いていきます。ふるさと納税では、本町出身経営者の企業による焼酎をはじめ、町内ブランド牛やビームスのシャツも人気です。また、森林環境譲与税を活用し、羽黒山周辺の整備と花の公園づくりにも道筋をつけていきます」
――今後の抱負を。
「一番に考えているのは、『はなわプライド』と名付けた、子どもたちへのふるさと教育の充実です。この町が大好きと言ってくれる子どもたちを育てることが、まちづくりの基盤です。『豊かな自然と和のこころ 未来につなぐ にぎわいの里 はなわ』の実現に向け、しっかりと道筋をつけてまいります」

























