ふるかわ・しょうへい 1953年11月生まれ。喜多方工業高(現喜多方桐桜高)卒。アルス古川㈱相談役。会津坂下町議を連続5期、議長を6年務める。現在2期目。
地域の活力を維持し、持続可能なまちづくりに全力。
──中心市街地活性化の取り組みについて。
「2025年11月に中心市街地活性化基本方針を策定しました。特に役場前の県道沿い約1・3㌔は空き店舗が目立つため、まずは役場周辺の約320㍍を『重点区間』として資源を集中投資します。具体的には、空き店舗を活用して創業を目指す方に最大150万円の改修補助を出すなど、新たな挑戦を後押しします。
また、本町出身の漫画家・高橋ヒロシ先生の作品『クローズ』のデザインマンホール設置や、寺院巡りといった既存資源を活用することで、周遊性の向上や観光消費の創出を図ります。役場移転後の跡地についても、町民の皆様の意見を反映させながら、にぎわいの拠点として利活用していく考えです」
──役場新庁舎整備事業の進捗は。
「町民代表や若手職員の意見を融合させながら『新庁舎建設基本計画』を策定しており、6月までに取りまとめます。2026年度中に基本設計、2027年度末から建設工事に着手、2029年度中の完成を目指します。現在の庁舎はDXの推進に対応するための通信環境等の整備が不十分で、一刻も早く新たな環境を整える必要があります。新庁舎は利便性の向上に加え、町民の安全を守る防災拠点としての役割も担っていきます」
──クマをはじめとした害獣への対策は。
「昨年度のクマ目撃報告は60件に達し、過去最多の2023年度を大きく上回りました。対策の柱は、①捕獲による『個体群管理』、②電気柵設置を支援する『侵入防止対策』、③放任果樹の撤去やエサとなる生ごみを屋外に放置しないことを徹底する『生息環境管理』です。特に市街地への出没に対しては、改正鳥獣保護管理法に基づき、警察など関係機関と連携して緊急銃猟による対処ができる体制を整備しています。また、イノシシに関しても住宅地に出没するなど被害が深刻化しており、個体数の適切な管理が必要な状況です」
──2026年度の重点事業について。
「第六次振興計画の後期基本計画に基づき、①人口減少対策、②担い手確保、③公共交通対策、④DX推進を重点事業に掲げています。本町の出生数は昨年60人まで回復しましたが、死亡数が上回っており、人口減少対策が不可欠です。担い手確保は、会津農林高校との連携や工場見学などを通じ、若者の地元定着を図ります。公共交通はコミュニティバスの実証実験の結果を踏まえ、2台体制への拡充を検討するなど、高齢者の生活の足の確保に努めます。人口減少が進む中でも地域の活力を維持し、一人ひとりが生きがいを持てる持続可能なまちづくりに全力を尽くします」

























