【福島県空調衛生工事業協会】大内弘之会長インタビュー【2026年2月】

【福島県空調衛生工事業協会】大内弘之会長インタビュー【2026年2月】

経歴

おおうち・ひろゆき 1956年8月生まれ。高崎経済大卒。第一温調工業㈱代表取締役を経て、2024年12月1日より取締役会長。(一社)福島県空調衛生工事業協会副会長を経て、2020年5月から現職。

――働き方改革の進捗と適正工期の定着状況についてうかがいます。

「昨年、建築設備3団体(福島県建設業協会、福島県電設業協会、当協会)において、週休2日確保の工事や情報共有システム、遠隔臨場に関する会員実態調査を行い、課題について福島県土木部と意見交換会を実施しました。主な内容としては、改修工事等では土日の作業が要求される場合が多いため、工事対象施設の制約条件を踏まえた上で週休2日の3タイプを使い分けることを要望するとともに、余裕のある工期と発注時期の平準化も要請しました。今後も働き方改革や工期等について会員の方々の意見を踏まえながら要望活動を展開していく考えです」

――次世代の担い手確保と「魅力ある職場づくり」の成果についてうかがいます。

「次世代の担い手確保については、県内の高校に空調衛生関係の学科が無いため苦慮しておりますが、テクノアカデミー会津電気・設備システム科との連携をはじめ、国の出前講座等を活用し、設備工事の周知を図り次世代の担い手に関心を持っていただくように努めていきます。

魅力ある職場づくりについては、昨年度は『イクボス研修』等の職場環境をテーマに実施しました。今後も会員事業所にとって有益な研修を実施していきます」

――技術力向上と環境負荷低減へのさらなる挑戦について。

「会員の技術力向上と環境負荷低減については、技術委員会の事業として、新技術、省力化、環境負荷の少ない機器等についての特別技術講習会を実施しており、今後も継続していく考えです」

――2026年度の重点事業と業界の展望についてうかがいます。

「まず、重点事業については、事業計画の重点目標事業の一つとして、若手技術者の技術力向上のために『空調衛生等設備工事の技術力向上に関する事業』を展開しています。2025年度は、特別技術講習会において施工の省力化が可能な空調向け樹脂配管材の紹介と空調機器が電源設備に悪影響を与えるビル用マルチエアコン高調波について研修を行っています。また、経営体質強化を目的に実施した経営改善研修会では、これからの時代に求められる『健康経営』を主要テーマに位置づけ、経営者や従業員の健康だけではなく、業績や企業評価に影響を与える内容の研修を行いました。2026年度も引き続き会員の方々へ有益な研修等を実施していきます。

結びに、業界の展望については、我が国において、地球温暖化防止は喫緊の課題と考えております。私どもは、温室効果ガス削減、カーボンニュートラルを目指し、空調設備、給排水衛生設備において、より効率の良い機器や供給方式を提案していきたいと考えています」

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