やざわ・げんせい 1951年12月生まれ。東洋大卒。三島町職員となり、政策担当課長などを歴任。町教育長を経て、2015年の町長選で初当選。現在3期目。
――県立宮下病院の建て替えが進んでいます。進捗と将来的な医療提供の見通しをお聞かせください。
「新病院は19床の有床診療所として整備されます。入院機能を維持しながら、三島町・柳津町・金山町・昭和村の大きな診療圏を担う医療施設です。奥会津在宅医療センターが院内に設置され、各町村の地域包括支援センターと連携した在宅医療の拠点となります。
医師数が限られる中、県立医科大学会津医療センターからの医師派遣により診療科目を維持しながら、各町村の国保診療所への医師派遣も継続されます。病院バスの運行による通院の支援や会津若松市等の医療機関との連携により、地域住民が安心して医療を受けられる環境づくりが進められています。町としても期待しています」
――3期目の重点事業に位置づけた「結婚・出産・子育て」、「地域資源を生かした仕事」、「交流人口から関係人口・定住人口へ」、「生涯いきいきと過ごせる地域」の進捗はいかがでしょうか。
「結婚は個人の問題なので、産業振興や『生活工芸アカデミー』でのものづくり、ふるさと運動を通じた交流の延長線上に、人が自然と集まり交流できる仕組みづくりを進めています。地域資源を生かした仕事では『桐の里産業㈱』を中心に、えごまや農産物の加工、桐や杉の木材加工に取り組み、雇用と定住につなげます。
交流人口・関係人口づくりではふるさと納税のリピーターや空き家を活用した移住が広がり、台湾からの移住希望者が空き家を改修する動きもみられます。『生涯いきいき』の分野では医療・福祉・介護の連携を強化し、教育では台湾との交流や多様性を尊ぶ学びを進めています」
――物価高騰対策について。
「ガソリン1㍑当たり約5円を町が独自に補助して町民に提供する仕組みを続けています。地域内で稼ぎ、地域内でお金を循環させる経済をどうつくるかが本質的な課題です。経済成長一辺倒ではなく、生活の質を高め、地域で安心して暮らせる経済の仕組みを再設計していきたいと考えています」
――その他の重点事業について。
「美坂高原を活用した星空観望事業に力を入れます。前国立天文台上席教授の渡部潤一先生にはこれまでも講演や観望会で来ていただいており、当日は県内外から多くの方々にご来場いただいております。星空保護区の取得も視野に入れ、自然環境を守りながら、町民はもとより、都市住民にも親しんでもらえる地域づくりを進めていきます」
▼過去のインタビュー
【三島町】矢澤源成町長インタビュー【2023】
【三島町】矢澤源成町長インタビュー【2024】
【三島町】矢澤源成町長インタビュー【2025】

























