開局70周年を迎えた【ラジオ福島】

開局70周年を迎えた【ラジオ福島】

 ラジオ福島(本社・福島市)が12月1日で開局70周年を迎えた。1953年(昭和28年)に全国で30番目のAMラジオ局として開局。県内初民間放送局の第一声は山崎義一アナウンサーの「こちらはラジオ福島でございます」という声だった。

 放送される番組はバラエティーに富んでおり、開局と共に始まった「昼の希望音楽会」をはじめ「歌のない歌謡曲」、「農家の皆さんへ」などは局を代表する長寿番組である。朝、昼、夕方に放送されているワイド番組は、県内著名人や企業担当者、県民リポーターが登場するほか、生中継車両「いってみっカー」を使ったイベント中継が入るなど、徹底した地域密着型の内容となっている。「福島競馬実況中継」、「ふくしま駅伝中継」といった地元のスポーツ中継も同局の名物番組だ。

 ラジオ局には災害時の情報収集と発信者としての役割もある。2011年(平成23年)の東日本大震災の際は、発生直後から15日間にわたり通常編成・コマーシャルをほぼ休止し、震災関連の特別報道番組の放送を続けた。以降も防災特設サイトを開設したり、平時も「rfc命を守るキャンペーン」として防災・交通安全・健康・防犯の啓発活動を続けている。

開局当時のラジオ福島本社
開局当時のラジオ福島本社
開局当時の放送の様子
開局当時の放送の様子

 開局記念日である12月1日から3日にかけては、開局70周年記念イベント「rfc感謝祭」が繰り広げられた。1日の福島市会場(キョウワグループ・テルサホール)では平日昼に放送されているワイド番組「Radio de Show(ラジオでしょう)」のパーソナリティーが勢揃いし、公開生放送で番組を届けた。併せてプロデューサー・ラジオパーソナリティーとして活躍する佐久間宣行さん(いわき市出身)をゲストに迎えた特別番組の公開収録も行われた。

 2日はプラネタリウムクリエーター・大平貴之さんらをゲストに招いた「SUNKINスペシャル@スペースパーク」、3日は毎週日曜日に放送の人気番組「大和田新のラヂオ長屋」、同社OB・OGの制作で毎月最終日曜日に放送中の「回れ青春! みんなのレコードコンサート」の公開生放送で感謝を伝えた。

 目や体の不自由な人たちへ募金を呼びかける「通りゃんせキャンペーン」は今年47回目を迎えた。募金総額は約5億2550万円となり、音の出る信号機や音声案内装置などを県内に贈っている。年末恒例のチャリティー・ミュージックソンも70周年企画で展開する。

 開局70周年を迎え、同社の花見政行社長は「県民・リスナーの皆さんに支えられ、今があることに感謝し、県民ラジオとしての使命と誇りを胸に秘めて、愛され信頼される放送、番組づくりにまい進する」と今後に向けた意気込みを話す。

 次なる節目の年に向けて、同社では引き続き県民に寄り添いながら放送を続けていく考えだ。

関連記事

  1. 会津豪雪「農業被害」の実態

    会津豪雪「農業被害」の実態

  2. 【ルシアンホールディングス】事件屋に乗っ取られた「鹿島ガーデンヴィラ」

    【ルシアンホールディングス】事件屋に乗っ取られた「鹿島ガーデンヴィラ」

  3. 鏡田辰也アナウンサー「独立後も福島で喋り続ける」

    鏡田辰也アナウンサー「独立後も福島で喋り続ける」

  4. 親世代から続く喜多方昭和電工の公害問題

    【第1弾】親世代から続く喜多方昭和電工の公害問題

  5. 【南相馬市】青果団地「整備費71億円」の是非

    【南相馬市】青果団地「整備費71億円」の是非

  6. 福島発野外音楽フェス【LIVE AZUMA】実現までの道のり

    福島発野外音楽フェス【LIVE AZUMA】実現までの道のり

  7. 【湯本駅前再開発の住民訴訟】いわき市が却下求める

    【湯本駅前再開発の住民訴訟】いわき市が却下求める

  8. 経済界も懸念する【会津若松】【背炙山】風力発電問題

    経済界も懸念する【会津若松】【背炙山】風力発電問題

政経東北 最新号
月刊「政経東北」2026年7月号
人気記事
  1. 【和久田麻由子】NHK女子アナの結婚相手は会津出身・箱根ランナー【猪俣英希】
  2. 【会津若松市】構想だけ先行する若松駅周辺整備
  3. 【天栄村】犬同伴コテージ「死亡火災」の一部始終
  4. 政経東北【2026年1月号】
  5. いわき信組「反社資金提供問題」報じられないもう一つの真実
  6. 政経東北【2026年2月号】
  7. 「MEGAドン・キホーテ」出店に沸く福島市
最近の記事
  1. 知らなきゃ騙される《廃炉のこと》Q&A【東京電力福島第一原発】尾松亮
  2. 【スペシャルエッセー】4人、ラスト2回です。 【スペシャルエッセー】4人、ラスト2回です。
  3. 政経東北【2026年7月号】
  4. 「産廃銀座化」を恐れる郡山市田村町の住民
  5. 【郡山市】「4年連続ごみワースト1」からの脱却
PAGE TOP