そうだ・まさゆき 1951生まれ。日本大学工学部卒。2007年から鮫川村議を5期務め、23年4月から同年8月まで議長。同年8月の村長選で初当選を果たす。
里山、食、教育環境などを磨き上げていく。
――昨年11月に「オーガニックビレッジ宣言」をしました。その狙いと今後の展開について。
「就農者の高齢化、後継者不足により、本村の基幹産業である農業の衰退を防ぐため、以前から取り組んでいた『まめで達者な村づくり』『環境に優しい循環型農業』をさらに進めるため、昨年全国に向けてオーガニックビレッジ宣言をしました。これは生産から消費まで一貫した有機農業の推進を、地域ぐるみで取り組む新たな施策です。食の安全・安心、そして生産物に付加価値をつけることにより、儲かる農業の推進にもつながるものと考えます。今後、学校給食センターにおいても、使用する野菜の4〜5割をこれらの有機野菜で賄っていきたいと思います」
――現在、「鮫川村公立学校等複合施設整備事業」を進めていますが、その進捗についてはいかがでしょう。
「令和11年開校を目指して進めています。義務教育学校建設につきましては、昨年建設場所を決定し、現在、測量・地質調査、そして施設の配置を検討しています。子どもたちにとって教育環境の整備は大変重要な施策であり、環境によって人は育ちます。学力の向上と、現在、様々な理由により学校にいけない子どもたちが村の豊かな環境に溶け込み、自分の意思で通えるよう、多様な個性を包み込む学校づくりを目指して取り組みます」
――令和6年9月には「鮫川村デジタル田園都市構想」が策定され「住んでみたい、住み続けたいと思える村」の実現に向けた事業が進められています。
「村の美しい里山景観、食、湧水を生かした村づくりの推進を図っています。昨年、村内外から多くの人が集まる、村の温泉『さぎり荘』の周辺に温泉と景観を楽しんでいただきたいとの考えからモミジなどを植栽しました。今年度は渓流とモミジの紅葉により、多くの人が集まる村の景勝地『強滝(こわだき)』に手を加え、既存の景勝地と合わせ、関係人口の拡充を図ります。また、村の主力商品の大豆を加工した、納豆・味噌・豆腐などを有機栽培によりさらに拡販していきます。さらに、畜産業など若手就農者の育成を地域全体で支える体制をつくり、就農人口の拡充を推進します」
――令和8年度の重点事業について。
「有機農業の推進、義務教育学校建設の推進、子育て環境の充実、安全・安心の基盤整備、高齢者生活環境の検討などを進めていきます。美しい里山、食、教育環境などを磨き上げ、次世代を担う若い方々に関心を持っていただける村を目指して邁進していきます」

























