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乾初美

  • 石川町議選連続トップ当選の【乾初美】氏

    石川町議選連続トップ当選の【乾初美】氏

     任期満了に伴う石川町議選が9月3日に投開票され、新議員14人が決まった。同町議選をめぐっては、県議選との兼ね合いから、石川郡内の他町村の関係者も注目していた。注目人物の今後に迫る。 今秋県議選への立候補は明確に否定  選挙結果は別掲の通り。現職10人、新人6人の計16人が立候補し、現職8人、新人6人が当選した。投票率は67・46%で、前回を2・11ポイント下回り、過去最低(補選は除く)だったという。 選 挙 結 果(9月3日投開票、投票率67・46%)当 820 乾   初 美 (37) 無現当 712 近 内 雅 洋 (69) 無現当 701 迎   茂 城 (52) 無新当 676 星   恵 子 (64) 無新当 630 瀬 谷 寿 一 (70) 無現当 568 増 子 美知夫 (73) 無現当 557 小 木 芳 郎 (70) 無現当 547 鈴 木 義 延 (64) 無新当 534 瀬 谷 京 子 (79) 無現当 445 金 沢 和 則 (64) 無新当 443 根 本 重 泰 (64) 無現当 376 菊 池 美知男 (69) 無現当 342 角 田 保 寿 (70) 無新当 331 水野谷 常 子 (60) 無新 207 関 根 信 次 (84) 無現 161 藤 島 一 浩 (60) 無現  この結果に、石川郡内の住民はこんな疑問を口にした。  「乾初美さんが町議選に出たということは、県議選に出る可能性はなくなったと見ていいのか?」  乾氏は前回(2019年)の町議選で1040票を獲得し、トップで初当選を果たした。唯一の4桁得票で、同町民によると「この町の議員選挙で1000票オーバーはそうそうあることではない」という。  本人のSNSに掲載されたプロフィールによると、「学法石川高校卒業後、大学でカウンセリングを学び、震災後、地元石川での子育てを決意し石川町に戻る。2015~2017年まで、政治団体の秘書・事務局として働く」とある。  最初の選挙時は、33歳の若さと女性候補であることなどから、「そうそうあることではない」ほどの得票を得た。今回は女性候補者が4人いたこともあり、前回から200票ほど減らしたが、今後のキャリアアップを期待する声は少なくない。  そんな中で浮上していたのが「県議転身説」だ。一部関係者から「乾氏を県議選に立ててはどうか」と推す声が出ており、その話が広まって前述した石川郡内の住民の疑問につながっている。  県議選は11月2日告示、12日投開票で行われる。石川郡選挙区は定数1で、現在の現職は円谷健市氏(69)。東白川農商(現・修明)高校卒。石川町議を3期務めた後、2011年11月の県議選で初当選した。現在3期目。立憲民主党所属(県議会の会派は県民連合)。  円谷氏は7月、今期限りでの引退を表明した。その場に、会社役員の山田真太郎氏(39)が同席し、県議選に無所属で立候補することを表明した。円谷氏の後継者ということになる。山田氏は石川町出身。日体大体育学部卒。石川町商工会青年部副部長。同町の自動車整備工場で専務を務める。  これより1カ月前、6月には自民党県連職員の武田務氏(42)が自民党公認で立候補することを表明した。武田氏は石川町出身。安積高卒。郡山市の民間企業勤務を経て、2014年8月から同党県連職員を務めている。  現状、この2人による選挙戦が濃厚だが、前出の石川町民によると、「選挙まで2カ月を切ったが、県議選が話題になることはほとんどない。そのくらい、盛り上がり、話題性に欠ける」という。  そうしたこともあり、「乾氏が県議選に立候補すれば面白いのではないか」といった声が余計に広がっていった。 「石川町議として頑張る」 乾初美氏(議会のホームページより)  もっとも、本人に県議選に立候補する意思があったら、9月の石川町議選に出るとは思えない。わずか2カ月後に辞職して鞍替えするとなれば、投票してくれた有権者に対して失礼に当たるからだ。  町内の事情通も、「その可能性はないと言っていい」という。  その根拠の1つに上げたのが、前述した「わずか2カ月後に辞職して鞍替えしたら有権者に失礼」ということ。加えて、「乾氏は改選後に副議長に立候補・就任した。すぐにポストを捨てるくらいなら、最初から副議長に立候補しないだろう。そこからしても、今回の県議選に立候補する考えはないと見ていい。一部の外野の人が勝手に言っているだけ」というのだ。  石川町では9月15日に改選後初となる臨時議会が開かれ、正副議長選挙が行われた。乾氏は副議長に立候補した。そのほか、菊池美知男氏と増子美知夫氏が立候補し、無記名投票の結果、乾氏6票、菊池氏2票、増子氏6票で、乾氏と増子氏が同数で並び、くじ引きの結果、乾氏が副議長に選ばれた。ちなみに、議長選は、近内雅洋氏、瀬谷寿一氏、小木芳郎氏の3人が立候補し、近内氏6票、瀬谷氏5票、小木氏3票で、近内氏が議長に選ばれた。  こうした背景から、乾氏の県議転身はないというのだ。  乾氏に「県議選に……という話が出ているが」と聞くと、次のように答えた。  「それは明確に否定します。石川町議として、町のために頑張っていきます」  これが、冒頭の石川郡内の住民の「乾さんが町議選に出たということは、県議選に出る可能性はなくなったと見ていいのか?」との疑問の答えだ。  前出・町内の事情通はこう話す。  「乾氏は、副議長選で同数得票のくじ引きで当選したように運にも恵まれ、それは大事な要素だと思います。ただ、これからもっと上のステージを目指すとしても、もう1、2期、町議をやってからでも遅くはないでしょう。仮にあと2期(8年)やったとしても、まだ45歳ですからね。そもそも、将来的に楽しみな部分はあるかもしれないが、現状は、『フレッシュな女性議員』というだけですから」  乾氏が町議として実績を積み、期待感を持たせてくれるような存在になれば、「もっと活躍の場を広げられるステージに挑戦してはどうか」といった話になるのかもしれないが、少なくとも、まだそのときではないということだろう。

  • 石川町議選連続トップ当選の【乾初美】氏

     任期満了に伴う石川町議選が9月3日に投開票され、新議員14人が決まった。同町議選をめぐっては、県議選との兼ね合いから、石川郡内の他町村の関係者も注目していた。注目人物の今後に迫る。 今秋県議選への立候補は明確に否定  選挙結果は別掲の通り。現職10人、新人6人の計16人が立候補し、現職8人、新人6人が当選した。投票率は67・46%で、前回を2・11ポイント下回り、過去最低(補選は除く)だったという。 選 挙 結 果(9月3日投開票、投票率67・46%)当 820 乾   初 美 (37) 無現当 712 近 内 雅 洋 (69) 無現当 701 迎   茂 城 (52) 無新当 676 星   恵 子 (64) 無新当 630 瀬 谷 寿 一 (70) 無現当 568 増 子 美知夫 (73) 無現当 557 小 木 芳 郎 (70) 無現当 547 鈴 木 義 延 (64) 無新当 534 瀬 谷 京 子 (79) 無現当 445 金 沢 和 則 (64) 無新当 443 根 本 重 泰 (64) 無現当 376 菊 池 美知男 (69) 無現当 342 角 田 保 寿 (70) 無新当 331 水野谷 常 子 (60) 無新 207 関 根 信 次 (84) 無現 161 藤 島 一 浩 (60) 無現  この結果に、石川郡内の住民はこんな疑問を口にした。  「乾初美さんが町議選に出たということは、県議選に出る可能性はなくなったと見ていいのか?」  乾氏は前回(2019年)の町議選で1040票を獲得し、トップで初当選を果たした。唯一の4桁得票で、同町民によると「この町の議員選挙で1000票オーバーはそうそうあることではない」という。  本人のSNSに掲載されたプロフィールによると、「学法石川高校卒業後、大学でカウンセリングを学び、震災後、地元石川での子育てを決意し石川町に戻る。2015~2017年まで、政治団体の秘書・事務局として働く」とある。  最初の選挙時は、33歳の若さと女性候補であることなどから、「そうそうあることではない」ほどの得票を得た。今回は女性候補者が4人いたこともあり、前回から200票ほど減らしたが、今後のキャリアアップを期待する声は少なくない。  そんな中で浮上していたのが「県議転身説」だ。一部関係者から「乾氏を県議選に立ててはどうか」と推す声が出ており、その話が広まって前述した石川郡内の住民の疑問につながっている。  県議選は11月2日告示、12日投開票で行われる。石川郡選挙区は定数1で、現在の現職は円谷健市氏(69)。東白川農商(現・修明)高校卒。石川町議を3期務めた後、2011年11月の県議選で初当選した。現在3期目。立憲民主党所属(県議会の会派は県民連合)。  円谷氏は7月、今期限りでの引退を表明した。その場に、会社役員の山田真太郎氏(39)が同席し、県議選に無所属で立候補することを表明した。円谷氏の後継者ということになる。山田氏は石川町出身。日体大体育学部卒。石川町商工会青年部副部長。同町の自動車整備工場で専務を務める。  これより1カ月前、6月には自民党県連職員の武田務氏(42)が自民党公認で立候補することを表明した。武田氏は石川町出身。安積高卒。郡山市の民間企業勤務を経て、2014年8月から同党県連職員を務めている。  現状、この2人による選挙戦が濃厚だが、前出の石川町民によると、「選挙まで2カ月を切ったが、県議選が話題になることはほとんどない。そのくらい、盛り上がり、話題性に欠ける」という。  そうしたこともあり、「乾氏が県議選に立候補すれば面白いのではないか」といった声が余計に広がっていった。 「石川町議として頑張る」 乾初美氏(議会のホームページより)  もっとも、本人に県議選に立候補する意思があったら、9月の石川町議選に出るとは思えない。わずか2カ月後に辞職して鞍替えするとなれば、投票してくれた有権者に対して失礼に当たるからだ。  町内の事情通も、「その可能性はないと言っていい」という。  その根拠の1つに上げたのが、前述した「わずか2カ月後に辞職して鞍替えしたら有権者に失礼」ということ。加えて、「乾氏は改選後に副議長に立候補・就任した。すぐにポストを捨てるくらいなら、最初から副議長に立候補しないだろう。そこからしても、今回の県議選に立候補する考えはないと見ていい。一部の外野の人が勝手に言っているだけ」というのだ。  石川町では9月15日に改選後初となる臨時議会が開かれ、正副議長選挙が行われた。乾氏は副議長に立候補した。そのほか、菊池美知男氏と増子美知夫氏が立候補し、無記名投票の結果、乾氏6票、菊池氏2票、増子氏6票で、乾氏と増子氏が同数で並び、くじ引きの結果、乾氏が副議長に選ばれた。ちなみに、議長選は、近内雅洋氏、瀬谷寿一氏、小木芳郎氏の3人が立候補し、近内氏6票、瀬谷氏5票、小木氏3票で、近内氏が議長に選ばれた。  こうした背景から、乾氏の県議転身はないというのだ。  乾氏に「県議選に……という話が出ているが」と聞くと、次のように答えた。  「それは明確に否定します。石川町議として、町のために頑張っていきます」  これが、冒頭の石川郡内の住民の「乾さんが町議選に出たということは、県議選に出る可能性はなくなったと見ていいのか?」との疑問の答えだ。  前出・町内の事情通はこう話す。  「乾氏は、副議長選で同数得票のくじ引きで当選したように運にも恵まれ、それは大事な要素だと思います。ただ、これからもっと上のステージを目指すとしても、もう1、2期、町議をやってからでも遅くはないでしょう。仮にあと2期(8年)やったとしても、まだ45歳ですからね。そもそも、将来的に楽しみな部分はあるかもしれないが、現状は、『フレッシュな女性議員』というだけですから」  乾氏が町議として実績を積み、期待感を持たせてくれるような存在になれば、「もっと活躍の場を広げられるステージに挑戦してはどうか」といった話になるのかもしれないが、少なくとも、まだそのときではないということだろう。